シャンパンゴールドに惹かれて
少しずつ夏の気配を感じる頃、
お二人でアトリエにお越しいただきましたね。
ご結婚指輪探しは始めたばかりのお二人でしたが、
「色味はシャンパンゴールドにしたいです。」と
お好みを教えてくださいました。
少し赤みが抑えられ、肌の色にすっとなじむ上品なお色です。
シャンパンゴールドが選べるのは鍛造製法のデザイン限定ですが、
優しい印象のあるリングになります。
丁寧にお仕立てする、鍛造のリング
鍛造とは、指輪の製法の一つです。
金属の線を切りだし、ハンマーで叩きながら
丸く指輪の形を作っていきます。
サイズぴったりにお仕立てするのも、
技術の必要な難しい作業。
一つ一つ丁寧にお仕立てするithの鍛造リングは、
職人の情熱が宿る一点ものです。
(より詳しく製法についてお知りになりたい方はこちら)
手作業ならではの表面の輝き
たくさんのサンプルリングをお二人にご試着いただきながら、
お色味以外のお好みもお伺いさせていただきましたね。
その中でお二人ともお好きだったのは、
マットな質感と多面のデザイン。
お選びいただいたのは、
鍛造製法でお作りしたリングに、
ヤスリという道具を用い
表面をセミマットに仕上げたデザインです。
一面一面、手作業でつけた細かい多面が光を反射し、
お手元で優しく輝きます。
また、エッジの効いた多面を削り出すのは、
実はとても難しい作業。
職人の技術力があってこそ叶うデザインです。
お好みに合わせてアレンジ
ithはオーダーメイドでお仕立てしており、
地金のお色味のほか、
リングの幅や表面の加工もお好みでご変更が可能です。
もともとのデザインでは、女性のリングにお留めしていた
ダイヤモンドを無くすことに。
《クロッカンテ》のキラキラした輝きを
全面で楽しんでいただけるようにお仕立ていたしました。
男性は、地金をホワイトゴールドでお仕立て。
プラチナよりもややブラウンがかったお色味が、
女性のシャンパンゴールドのお色味ともマッチしていますね。
地金のお色味から、
指輪の形や表面の質感まで
お二人のお好みが込められたリング。
これからのお二人の未来を、
きらきらと彩り、輝かせてくれますように。
つくり手 角埜