プラチナ(Platinum)は、元素記号“Pt”で表され、白金とも呼ばれる白銀色の金属です。
プラチナそのものは柔らかい金属であるため、ジュエリーとして加工する場合は、別の金属を割金として混ぜ、Pt900・Pt950と呼ばれる合金として硬度を高めて用いられます。
特に日本では、プライダルジュエリーの素材として人気があります。日常で身に着けやすい、安定した素材特性も魅力の貴金属です。
プラチナが
ブライダルリングに
選ばれる理由
プラチナは白く洗練された、慎みを感じさせる深い色合いを持つ貴金属です。
白色が持つ真新しく無垢な印象と、ブライダルのイメージも相まって、日本では結婚指輪・婚約指輪としてプラチナが好まれてきました。
変色のない安定した性質は永遠の愛を思わせ、日常で取り扱いやすい点も魅力です。
ithのプラチナは、プラチナ950(Pt950)を使用しています。プラチナという金属は粘り強い性質があるため、変形への強度と、小さな爪で宝石を留めることに優れた素材です。
プラチナの魅力 / メリット
金属アレルギーを起こしにくい
金属アレルギーの原因の多くは、プラチナ・ゴールドそのものではなく、割金として用いられるニッケルやパラジウムです。 プラチナと呼ばれる貴金属は、最低でも純度85%以上を必要とします。ゴールド製品として一般的な“K18”の純度75%と比べて割金の比率が少ないため、アレルギー反応を誘引しにくくなります。
変色や変質が起きない
プラチナは安定した化学組成を持つ貴金属です。熱や酸に強く、日常でかく汗や、洗剤・化粧品といった科学物質に影響されないため、安心して生涯身に続けることができます。
ダイヤモンドの輝きを引き立てる色合い
グレードの高いダイヤモンドは無色透明です。金属素材もなるべく無色に近いプラチナを選ぶことで、ダイヤモンドへの色の干渉を避けることができます。
Pt900とは
Pt900は、プラチナ90%にその他の金属10%を混ぜた合金です。
加工効率と日常での着用に優れているため、日本のジュエリー制作で最もよく用いられる素材です。
Pt950とは
Pt950は、国際基準を満たした純度95%のプラチナで、プラチナ95%にその他の金属を5%混ぜた合金です。
稀少性のあるプラチナの配合量を、Pt900よりさらに増やした地金で、その他5%の割金に硬い金属を配合することで、純度と硬度のバランスが保たれています。