思い描くイメージがあり、
オーダーメイドでの
指輪づくりを考えたお二人。
一から一緒にデザインを考え、
ご希望に合わせた
指輪が完成しました。
デザインへのご要望
なかなか思うような指輪が
お店で見つからなかったと
お悩みだった女性の、
一番のご要望が
「爪のない」デザイン。
婚約指輪の王道は、
「立て爪」と呼ばれる
数本の細い金属の爪で
ダイヤモンドを留めたもの。
ですが、その爪が
洋服などに引っかかってしまうことも…
女性は以前、爪のある指輪が
ストッキングに引っかかってしまった
経験があり、婚約指輪では
それを避けたデザインをお探しでした。
ダイヤモンドを取り囲む“覆輪留め”
“覆輪留め”という
ダイヤモンドのセッティング技法は、
ぐるっとダイヤモンドを
覆うようなデザインです。
爪のような引っ掛かりがなく、
日常使いしやすい指輪に。
さらに、覆輪留めの縁に
ミル打ちを施すことで
アンティークジュエリーのような
雰囲気も漂います。
中心に一つだけではなく、
少し大きさの違うものを
三つ並べて。
王道ではない、
オリジナリティの感じられる
デザインとなりました。
試作リングでデザイン確認
ダイヤモンドの留め方、
数、大きさなど
細かい部分まで
イメージしたデザイン。
イメージはできるものの、
実際に指輪として
立体になったらどうなるのか…
そんな不安も解消するため
試作リングも作成しました。
実際の指輪として見ることで
納得して本番制作を
進めることができましたね。
試作から本番制作まで
約4ヶ月の期間を経て
完成した婚約指輪は、
ご納品の際に
「本物のダイヤがまぶしい!」と
感動してくださっていましたね。
お二人と一緒に
一から考えたデザインは、
私にとっても大切な思い出の一つです。
お二人にとっても、ずっと
特別な指輪でありますように。
つくり手 竹澤
Female:婚約指輪《オーダーメイド》/Pt900(プラチナ)