ご来訪前から、ithのことを
丁寧に調べてくださっていたお二人。
一人の女性職人から始まったブランドであることにも、
興味を持ってくださっていたそうです。
実際にお話を重ねながら、
おふたりの大切な指輪づくりが始まりました。
ご試着中は、「これもいい」「あれも素敵」と、
じっくり時間をかけて悩まれていましたね。
そのひとつひとつの選択に向き合いながら、
最終的に“一番しっくりくるかたち”を見つけていかれました。
落ち着いた個性を宿した、男性の指輪
男性にお選びいただいたのは、
さりげないカーブ形状の《フォルテ》。
結婚指輪らしい端正な印象を持ちながらも、
秋の風景を思わせる落ち着いた
槌目模様を入れました。
控えめながらも個性を
感じられるデザインに仕上がりました。
《フォレスタ》のあたたかみのある彫り模様とも
迷われていましたが、より穏やかで永く馴染んでいく表情の
重ね付けと意味を大切にした、女性の指輪
女性は婚約指輪との
重ね付けを大切にされていました。
ぴったりと重なり、指に自然と沿うラインが
美しい《メビウスウーノ》をベースとして
お選びいただきました。
お好みの《ピウマ》の彫り模様と、
ミル打ちを一周施し、
程よく個性のあるデザインとなりましたね。
繊細な装飾が加わることで、
クラフト感のあるやわらかな表情に。
ミル打ちに込められた「永遠」という
意味にも共感してくださいましたね。
見た目だけでなく、
想いの部分も大切にした指輪となりました。
お揃いでありながら、それぞれの個性を
ベースの形は、それぞれのライフスタイルや
お好みに寄り添ったものに。
素材にはお二人ともピンクゴールドを選ばれ、
さりげない統一感を持たせています。
さらに、手仕事のあたたかみを
感じられる加工が施されていることで、
自然と「お二人らしさ」が感じられる仕上がりとなりました。
「お揃いでありながら、自分たちらしい違いもある」
そんなバランスがとても素敵な組み合わせです。
想いを重ねていく指輪
たくさん悩んで選ばれたからこそ、
より深く愛着の持てる指輪に。
制作の時間そのものも、お二人にとって
大切な思い出となっておられたら幸いです。
これからの日々の中で、
少しずつ表情を変えながら、
お二人の時間とともに育っていくことと思います。
末永く、心地よく寄り添う存在でありますように。
つくり手 大山