手先の悴む寒い冬の季節に、
お二人はithにお越しくださいました。
特殊ファセットカットダイヤモンドやミルの装飾など、
女性には元々気になるデザインがありましたね。
一つ一つ考えることができるのがithのオーダーメイド。
お二人がどのように一つのデザインに
辿り着いたのか、みなさまにもご紹介いたします。
婚約指輪のご試着から
お二人の指輪探しは、
シンプルなデザインから個性的なものまで、
様々な種類のデザインをご試着いただきましたね。
そダイヤモンドを際立たせるシンプルなものよりも、
気に入ってくださいました。
やはり、キラキラと繊細に輝くミル打ちがお気に入りの女性。
《アロー》は指輪の表面が内側に凹んだ、
逆甲丸という形状のデザインです。
その為、フチに施したミル打ちが際立ちます。
婚約指輪の主役である、ダイヤモンド選び
女性は普段方カラーストーンを留めた
ジュエリーを愛用されており、
婚約指輪に色石を留めることも
ご検討されていたとお話してくださいました。
せっかくなので、ダイヤモンドは無色透明のものから
色味が鮮やかなダイヤモンドをご紹介。
特にイエローやブラウンの色味が綺麗に出ている、
表参道アトリエで実物をご覧いただける
特殊ファセットダイヤモンドをご覧いただきました。
淡くも鮮やかな色合いのダイヤモンドに、
女性は惹かれてくださいましたね。
明るい自然光の差し込むお部屋に写り、
じっくりとダイヤモンドをご選定いただきました。
ご自身の目で色味や輝きを見比べる中、
女性が選ばれたのは少しみどりがかったイエローの、
特殊ファセットダイヤモンド。
偶然にも雪の結晶のパターンをお選びいただき、
冬生まれの女性に縁のあるものとなりました。
お二人で着ける結婚指輪選び
次はお二人で、結婚指輪選びの時間です。
今度は男性も指輪をご試着いただき、少しずつお好みを探していきます。
お二人は形状はシンプルなストレートのものに、
それぞれミル打ちを施すデザインに決まりました。
女性はミルが3周華やかに施された、
どこから見てもミル特有の
繊細で華やかな輝きが楽しめる《ピアニッシモ》を。
男性は、女性の《ピアニッシモ》よりも
少し小ぶりのミルがよりさりげなく、
繊細に輝く《ミルグレイン》をお選びいただきました。
最後に、細かいデザイン決定
細かいデザインを考えていきます。
映させるためにお色をプラチナにアレンジ。
更に雪原を思わせる、"ホーニング"という
深いマット加工を施しました。
結婚指輪はお二人のお手元に合う
シャンパンゴールドにアレンジし、
女性は中央のダイヤモンドを
優しい色合いのブラウンダイヤモンドに変更しました。
出来上がったデザインはお二人らしさを感じる、
特別なものになりましたね。
指輪を受け取っていただいた後、
女性からとても丁寧なメッセージをいただきました。
直接お会いしてお渡しすることは叶いませんでしたが、
お二人に喜んでいただけているご様子が
目に浮かぶようで、とても嬉しかったです。
ご入籍おめでとうございます。
お二人の末永いお幸せをお祈りしております!
つくり手 田中