今回は、ご納品後に
指輪への刻印追加を承った事例をご紹介します。
お二人がアトリエに訪れてくださったのは、2022年の冬。
当時は、表参道アトリエにお越しくださいました。
和彫りが輝く結婚指輪
お二人はお仕事柄、仕事中に結婚指輪の着用ができないことを
カウンセリングで教えていただきました。
お仕事で着用できない点をメリットととして捉え、
着用している時間を楽しるように、
少し個性のあるデザインで存在感を出すことをご提案しました。
そこで選んだ指輪は、
職人による彫り模様が一周に施される《アニス》。
日の光に当たれば、さらに魅力の増す結婚指輪です。
その日の光を浴びた姿が
お二人にとってはとても美しく感じられたと
教えてくださいましたね。
ご納品から約3年後、内側に刻印を追加
ご納品から約3年の月日が経った頃、
「指輪の内側に刻印を入れたいんです」
と改めてご相談をいただきました。
指輪の制作当初は、
入籍日が未定だったため、
入籍日が決まってから、刻印を追加することに。
お預かりした指輪には、
お二人がお家や、お出かけで
指輪を着用しているのが想像できるほど
愛しい小傷が刻まれていました。
刻印の追加と指輪磨きも同時に
お二人の指輪は刻印の追加と共に仕上げ直しも行いました。
刻印の追加と共にピカピカの状態でご納品した指輪は、
最初のご納品の時とはまた違った
身が引き締まる思いになりますね。
ithでは、ご納品後もお二人との
ご縁が続くことを願っています。
納品後のアレンジや、
サイズ直しなどのメンテナンスも含めて、
お二人とお二人の大事な指輪を
これからも末永くサポートいたします。
つくり手 永田