なんとなくのイメージはあるけど、
実際に指輪の試着をするのは初めてというお二人。
お二人が持っていたイメージを
つくり手と三人で形にしていく時間が始まりました。
それぞれの決め手
男性が選んだのは《ヴィバーチェ》。
「指輪選びって難しいな。」と悩まれていた男性でしたが
《ヴィバーチェ》をつけた瞬間「これがいい!」と
すぐに心が決まりましたね。
水かきに沿う、大胆なS字カーブのつけ心地に
感動してくださいました。
女性は結婚指輪らしいシンプルさと、
手が綺麗に見えること、
そして少しの個性が大切。
《メビウス ウーノ》は女性の希望を全て叶えられる形でした。
さらに、右上がりのひねりが
男性の選んだS字カーブのラインとリンクしているところも
決め手となりましたね。
意味のあるアレンジ
普段はお好みが合わないとお話しされていたお二人。
でも質感のお好みは、似ていらっしゃいました。
お越しいただく前から槌目模様に惹かれていた男性。
女性もお好みだった“槌目 秋”質感をお揃いで施し、
しっかりとお揃い感のあるデザインになりました。
9月末にお越しいただいたことから
「秋に指輪を作った」という
お二人だけの意味も込められましたね。
ご納品
完成した指輪は、お渡ししたその日から
お二人のお手元に自然に馴染んでいました。
槌目のぽこぽことした温かみのある質感が
お二人の柔らかく穏やかな雰囲気と重なり、
指輪がお二人を表しているように感じたことを覚えています。
秋が来るたびに、指輪選びをした時間を
思い出していただけましたら幸いです。
お二人の末永い幸せをお祈りしております。
つくり手 山本