2022.02.07 表参道

お二人それぞれの"好き"が繋いだ結婚指輪

指輪を作っていく時に

大事にしたい「お揃い感」。

 

ithではお二人のお好みに合わせて

違うデザイン同士での指輪制作も少なくありません。

 

それでも、せっかくの結婚指輪

お二人が初めて持つお揃いの物として作りたいお気持ち。

そこに生まれる不安。

 

「お揃いにしたいけど 合わないかもしれない」

一番最初、不安そうに尋ねてくださいましたね。

 

指輪にとても熱心なお気持ちのあるお二人。

「素敵な指輪を見つけたい」という強い想いが

このデザインへと導いてくれたのかもしれません。

それぞれの"これがいい"から見つかるアレンジ

試着の時間、たくさんの指輪を

楽しそうに着け比べていく様子がとても印象的でした。

 

女性はシャープな印象のある指輪がお好みのよう。

まるで恋をしているかのような眼差しで、

一つ一つしっかりと見比べて。

 

男性は、結婚指輪らしい丸いフォルムが良さそうと

女性のお手元とも見比べながら慎重に。

 

それぞれのお好みがたっぷり入ったトレー、

その並びを見て嬉しそうな表情の奥に

「お揃いが無いね」と不安そうなお二人。

 

その中でも、一緒に気になってくださっていたのは

槌目夏》。

夏の強い日差しをイメージしたこの指輪は、

お二人の大切なご入籍日の季節。

 

大胆に入った大きい槌目と、さらさらと優しい

「ホーニング」というマットの加工も

「素敵!」と気に入ってくださっていましたね。

 

男性のご希望に沿うようにご提案したのは

トレモロ》に槌目夏をお入れするアレンジ。

トレモロ》は「シノギ」と言われる結婚指輪の中では

珍しい、六角形のフォルムが特徴のデザインです。

形はシャープな印象がありつつ、

角が取られているため着け心地は優しく感じられます。

二人で導いた、特別なデザイン

 

実際のデザインを想定して絵に描いてお見せすると、

女性も「私もこれがいい!」と気に入ってくださり、

お二人とも全く一緒のデザインに決まりました。

 

 

出来上がった指輪は、

まるでもともとそこにあったかのように

お二人の指元を飾っていましたね。

 

「好みがそれぞれ違うから、お店に来るまで不安でした」

「私たちの思いがこもった指輪になって、嬉しいです」

 

指輪を愛おしそうに見つめながら、

お二人で笑い合っていたあの瞬間を今でも忘れません。

 

お二人だけの特別なご結婚指輪

指輪選びの時間もお二人にとって

特別な思い出となっておりましたら幸いです。

 

末永くお幸せに。

 

つくり手 畑中

表参道アトリエ

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