およそ10年前
ithというブランドが生まれたばかりのころ。
ブライダルの専門学校に通われていた女性は、
学校の課題でithと出会い、高橋亜結の想いに惹かれ、
一冊の本にまとめるほどのファンに。
10年変わらなかった思いと憧れを胸に、
アトリエへお越し下ったお二人の指輪選びを
ご紹介したいと思います。
指輪選びの始まり
最初にアトリエを訪れたのは男性。
サプライズプロポーズに向けて
婚約指輪を選びにお越しくださいました。
指輪選びを進めながら
ithとの特別な出会いを
お話ししてくださいましたね。
いくつか候補が挙がる中で、
ほとんど迷うことなく選ばれたのは《クオレ》
ダイヤモンドを際立たせるような
シンプルで華奢な形状と、
側面から見ると“ハート”の形をしている石座が
決め手となりました。
後日、プロポーズの際には
嬉しさのあまり涙があふれて、
指輪がよく見えなかったほどだったと、
とても喜んでくださった様子を
お話ししてくださった女性。
実は、
女性がこっそりと憧れていたデザインこそ
《クオレ》でした。
男性がこのデザインを選ばれたのは
まさに運命でしたね。
結婚指輪
プロポーズのご成功後、
結婚指輪を探しにお二人でアトリエへ。
お二人のストーリーや
プロポーズの思い出話に花を咲かせながら
理想の形を探していきましたね。
元々カーブのデザインに惹かれていたことと、
幅が細いほうがお互いに合うということが分かり
辿り着いたのは《カンタービレ》
女性はさらにご自身の手にしっくりくるように
こだわったのが幅でした。
1.8㎜と2.0㎜
わずか0.2㎜の差ですが、
印象は大きく変わります。
何度も何度も着け比べ、
より後悔のない2.0㎜に。
内側には、手作り感を感じる手打ち刻印で
大切な日付とお名前を刻みました。
たくさん悩んでしまう女性に
男性は寄り添い続け、
時には少しふざけたりもして
笑顔をつくりだす。
お二人の空間や関係性がとっても素敵で
同じ時間を共有できたことを
私も心から嬉しく思います。
ご納品
完成した指輪をお渡しした日、
アトリエは幸せで温かい空気に満ちていました。
「彼との新しい“はじまり”を
ithさんの指輪と迎えられることが最高に幸せです」
ご納品後にいただいた、
ithへの愛で溢れるメッセージ。
これから歩まれる夫婦生活に、
この指輪たちが多くの幸せを
運んでくれますよう願っております。
またいつでもアトリエへ遊びにいらしてくださいね。
つくり手 馬場