3年前にご結婚されたというお二人。
コロナ禍の中で指輪探しが難航し、時間が経ってしまったけれど、
「やっぱり指輪を着けたい!」と銀座アトリエを訪ねてくださいました。
今回はそんなお二人の指輪をご紹介いたします。
試着で見つかったこだわり
「既成の指輪ではなくオーダーメイドがいい!」と思い、ithを見つけてくださったお二人。
まずは様々なサンプルを着け比べていただき、お好みやこだわりについてお話ししましたね。
お二人にとって一番大事なポイントは “着け心地の良い形” であること。
何十年も身に着けていく指輪だからこそのこだわりでしたね。
そんなお二人が気に入ってくださったのは《ペザンテ》
指輪の表面も、指に触れる内側にもしっかりと丸みがあり、
指にしっくり馴染む、ぽってりしたフォルムがお好みでした。
“鍛造製法” で強度がしっかりあるのもこだわりのポイントでしたね。
女性の指輪は、アンティークな雰囲気を大事にイエローゴールドでお仕立てしました。
これまでの時間を込めたマット
マットな質感がお好みなお二人は、指輪表面の質感にもこだわって、
ithオリジナルの“ネーヴェ加工”を選ばれました。
“ネーヴェ加工” は、くるくると無数の曲線をけがくことで生まれる
長く使い込んだようなヴィンテージ感が特徴の質感です。
まるで、ご結婚されてから今までのお時間も込めたような
お二人らしい指輪になりました!
ダイヤの留め方にもこだわりを
ダイヤモンドがずらりと並ぶのがお好みの女性。
華やかすぎる見え方にならないようにこだわって、
指輪の上半分にだけダイヤを留めすることに。
指輪の天地をくるりと返して着けることで、
印象の変化が楽しめるデザインになりましたね!
今までも、これからも
完成を楽しみにお待ちいただいた特別な指輪。
お二人にとても喜んでいただけて、
私もつくり手として大変嬉しい気持ちになりました。
これから一緒に着けていただく時間の中で、より愛着の湧く指輪となりますように!
またお二人にお会いできる日を楽しみにしております!
末永くお幸せに!
つくり手 前堂