「人と違う指輪にしたい!」という思いをお持ちだったお二人。
アトリエで様々な指輪を見ていただく中で、
ithのものづくりにとてもご興味を持っていただきました。
今回はそんなお二人の指輪をご紹介いたします。
ご試着の中での発見
指輪のご試着は初めてだったお二人でしたが、
じっくりとサンプルを見比べていくうちに、
アンティークらしい装飾のデザインがお好みなのだと、発見がありましたね。
そんなお二人が気に入ってくださったのは、彫り模様の《ピウマ》
羽をモチーフに、手作業で彫り模様をほどこした指輪です。
彫り模様の繊細さをよりじっくりと見ていただくために
ルーペを使って拡大して見ていただいのですが、
彫り模様の精巧さに「すごく細かい!」と感動してくださった表情が忘れられません!
また、女性は彫り模様の他にも《ミルグレイン》のミル打ちがお好みでしたね。
ミル打ちは、一粒一粒、職人が手作業で打っていく細やかな装飾です。
ダイヤモンドとは違う、チラチラと繊細な輝きを気に入っていただきました。
よりお二人らしく、お好みの指輪にするために、
女性の指輪は《ピウマ》の彫り模様と《ミルグレイン》のミル打ちを合わせることにしました!
お色味は、お二人のお手元に馴染むピンクゴールドでお仕立てを。
より柔らかい印象のお揃いの指輪になりました。
内側にもこだわりを
ご試着の中で、職人の手仕事の技術に感動してくださったお二人は、
指輪の内側の刻印も、職人の手で打っていく〈手打ち刻印〉で入れることにしました。
手でグッと深く打刻していく刻印なので、
しっかりとクラフト感を感じていただける刻印です。
ご入籍日とイニシャルと一緒に、それぞれのお誕生石を交換してお留めして、
〈お守り〉という意味合いも込めました。
オーダーメイドならではのこだわりをギュッと込めた
唯一無二の結婚指輪になりましたね!
ご納品の日
完成した指輪との対面の瞬間、お二人から最高の笑顔が溢れました!
お二人のお手元に馴染む指輪を拝見し、
私も嬉しい気持ちになったのを覚えています。
気がつけば指輪のオーダーからもうすぐ1年が経ちますが、
お二人のお手元に馴染んできた頃でしょうか。
メンテナンスの際に、またお二人にお会いできるのを楽しみにしておりますね!
つくり手 前堂