結婚指輪の気になる相場事情や平均金額│支払いは2人で増加!?

結婚指輪相場やどれくらいの金額の指輪を選ぶべきなのか、費用にまつわることはとても関心高く気になります。

 

しかし、長く身につけるものでもあるため、金額よりデザイン重視で気に入ったひとつを見つけられると満足度もあがります。

 

いきなり指輪を探しにお店に行くと、素敵な指輪ばかりで目移りしてしまい、金額を見て予算以上と思うケースもありますし、そもそもいくら位かけるものなのか、わからないこともあると思います。

 

諸先輩方は、いくら位結婚指輪にかけたのでしょうか。そして、相場やお値段以上にいいものと出会うために何か気をつける点は知っておきたいですね。

 

ここでは、結婚指輪相場や価格に関連することをお届けします。

 

 

結婚指輪の相場は給料1ヶ月分?!婚約指輪の有無でも変わる

 

 

結婚指輪相場はいったいいくらなのでしょうか。

 

婚約指輪は給料3ヶ月分」というフレーズを聞いたことがあるかもしれません。これは1970年代頃に婚約指輪の文化を根付かせるため、ダイヤモンド会社が「婚約指輪は給料3ヶ月分」のキャッチコピーを使い始めたというのが由来といわれています。

 

給料3ヶ月分といっても現在の物価とは異なりますし、収入も大卒の初任給で8万~13万円と年々増え続ける時代でもありましたので、お金をかけても増えていく可能性がある時代背景でもあります。

 

収入が高度経済成長期のように増えていく見込みは少なく、結婚指輪婚約指輪も賢く選んでいくと良いですね。

 

結婚指輪の平均購入単価を調べてみると、男性が12.4万円、女性が14.7万円、夫婦2人で平均27万円と発表されています。こちらは『ゼクシィ結婚トレンド調査2021 首都圏版』にて発表されている内容です。夫婦2人で給料1~1.5ヶ月分と言えるかもしれません。

 

こちらは平均ですので、それより高い費用、安い費用で選んでいる方もいらっしゃいます。

 

結婚指輪を選ぶ上でデザインを最重要視するという意見がとても多く、結婚指輪の費用が安くてもデザインが良ければ相場以上のものを得ることができるということの裏付けでもあります。

 

ちなみに、2021年は、2020年に比べ、平均購入金額が上がりました。2019年から比べると約2.2万円も上がっています。これは、流行り病の関係で結婚式など挙げられなかった分、指輪にお金をかけようという心理が働いているかもしれませんね。

 

もちろん各々予算はあると思います。予算内で満足できるようなデザインとのめぐり逢いが相場以上に満足できる結婚指輪を入手する秘訣です。

 

 

年代別比較!結婚指輪にかける費用

 

結婚指輪にかける費用について、年代別の男女でみていきましょう。参考にしたのは、『ゼクシィ結婚トレンド調査2021 首都圏版』です。

 

アンケートを記載したのが女性の方ということなので、妻の年齢が指標となっており、24歳以下、25~29歳、30~34歳、35歳以上の4段階に分かれています。

 

男性側の年齢はある程度予測するしかありませんが、今回は同世代としてまとめました。

 

 

妻の年齢24歳未満の結婚指輪相場(20代前半の相場

 

24歳未満における夫婦2人の結婚指輪の平均購入金額は、23.3万円です。20~25万未満の価格帯が全体の25%と一番多く、その次に、30~35万円未満、15~20万円未満の価格帯と続きます。

 

男性のみの平均購入金額は、平均が11.0万円で10~12万円未満の価格帯が一番多く24.4%です。続いて、8~10万円未満が13.3%、4~6万円未満、14~16万円未満が11.1%です。

 

女性のみの平均購入金額は、平均が13.0万円で12~14万円の価格帯が一番多く17.8%です。続いて、10~12万円未満が13.3%、8~10万円未満、14~16万円未満が11.1%ですね。

 

24歳未満の年代は、収入や預貯金も少なく、限られた予算の中で良いものを探そうという傾向が見えます。

 

しかしながら、4~6万円の価格帯と14~16万円の価格帯を選ぶ割合が同等であることから、限られた収入の中でも結婚指輪にお金をかける層、他のものにお金をかけたい層と分かれ、いわゆるそれぞれの考えの中での本質を見出しているというのが想像できます。

 

 

妻の年齢25歳~29歳未満の結婚指輪相場(20代後半の相場

 

25~29歳未満における夫婦2人の結婚指輪の平均購入金額は、27.6万円です。20~25万円未満の価格帯が30.0%と一番多く、25~30万円未満が19.7%、30~35万円未満が14.7%と続きます。多少お金に余裕が出てくる年代ですので、結婚指輪へお金をかける意識が上がっていると言えます。

 

逆にこの年代は、2人で20万円未満の結婚指輪より、30万円以上のものを選ぶ傾向にあります。

 

男性のみの平均購入金額は12.6万円で、10~12万円未満の価格帯が31.6%と一番多く、12~14万円未満が14.1%、14~16万円未満が12.9%と2人の平均と同様の価格帯が選ばれやすいです。

 

女性のみの平均購入金額は、15.0万円と男性より約2.4万円高く、一番選ばれる価格帯が10~12万円未満で22.4%、14~16万円未満で16.4%、12~14万円未満で14.9%ですね。女性はデザインもですが、より高い結婚指輪を選ぶ傾向がみえます。

 

収入も徐々に増え、欲しい物に対し、きっちりお金を出すという考えが強いことが考えられます。

 

 

妻の年齢30歳~34歳未満の結婚指輪相場(30代前半の相場

 

30~34歳未満における夫婦2人の結婚指輪の平均購入金額は、25.8万円です。20~25万円未満の価格帯が24.3%、25~30万円未満が19.4%、30~35万円未満が14.6%です。

 

男性のみの平均購入金額は、12.0万円で10~12万円未満の価格帯が28.8%で、12~14万円未満が15.1%、8~10万円未満が10.8%と続きます。10~12万円未満の価格帯を中心として広がっているようです。心情的に価格帯が高いほうが選ばれる傾向にあるように感じられます。

 

女性のみの平均購入金額は、13.9万円で12~14万円未満の価格帯が18.2%で一番高く、14~16万円未満が15.3%、10~12万円未満が13.1%です。

 

30代に入ってくると生活にも余裕が生まれてくるため、結婚指輪にもお金をかけるように推測しがちですが、20代後半の年代より指輪にかける金額が下がっています。これは、指輪にお金をかけるなら、他のことにお金をかけたい。将来の子育ても考えて結婚指輪には費用を抑える背景があると推測できます。

 

 

妻の年齢35歳以上の結婚指輪相場(30代後半の相場

 

ゼクシィの調査では、35歳以上とまとめられているため、40代も含まれています。この年代は、お金にも余裕を持ち、夫婦2人のことを優先的に考えたい。子どもに恵まれれば良いものの、優先順位は下がっているとも推測できます。さらには、結婚披露宴などのパーティーよりも、結婚指輪にお金をかけたいと考える傾向がみえます。

 

そのため、夫婦2人の結婚指輪の平均購入金額は、28.5万円と世代の中では一番高く、20~35万円未満の価格帯を選ぶ方が、46%と半数弱です。50万円以上の結婚指輪を選ぶと回答した方が他の年代より圧倒的に高く、11.1%もいます。これは20代前半より3倍弱、20代後半、30代前半に比べると2倍弱という数字です。

 

男性のみの平均購入金額は、13.2万円とどの年代よりも高いものの上がり幅はおとなしく、ちょっとでもいいものを選ぶ傾向にあります。10~12万円の価格帯を選ぶ人が26.2%と一番多く、次いで、8~10万円未満で16.4%、14~16万円未満の13.1%です。

 

男性の場合、価格に対しては少しでも安いものを選びがちな傾向もあります。しかし、30万円以上の価格帯も他の世代に比べ8.2%の方が選んでいるため、いいものを購入しようという気持ちの表れかもしれません。

 

 

結婚指輪。価格の差は何が大きく違う?!

 

統計を調べてみると2人で20~25万円の結婚指輪を選ぶケースが多いです。もちろん、それ以上の費用をかける方もいれば、安いものを選ぶケースもあります。

 

結婚指輪の価格の差は、具体的にどういった違いがあるのでしょうか。価格の差の裏付けを知っているとスムーズに選ぶことにもなりますし、ご自身の中でこだわりたいポイントがあれば、優先順位を高くして盛り込めばいいでしょう。全部を取ると高くなりますが価格のバランスを取るためにも鍵となります。

 

価格の差は、結婚指輪の素材となる貴金属の種類とその重さ、ダイヤモンドや宝石などを飾るか、そしてデザインや加工の複雑さが大きな要素になります。それぞれみていきましょう。

 

 

結婚指輪の貴金属の種類と重さ

 

結婚指輪の価格を決定づける要素のひとつとして、素材である貴金属の種類と重さです。結婚指輪として採用されるのはプラチナやゴールドです。プラチナはPt900やPt950が主流で、ゴールドはK18(18金)が多いです。特にゴールドは純度を高くすると柔らかくなり、傷ついたり変形してしまいます。

 

ずっと身に着け続けるものだから、銅や銀、パラジウムなどを混ぜ、硬く・強くしています。

 

プラチナのリングの方が純度が高く、価格もゴールドより1万円程度上です。

 

ゴールドにおいては、ピンクゴールドイエローゴールドホワイトゴールドなど、掛け合わせる金属によって色は変わります。同等の価格になるように工夫をしていたり、高くなったとしても、パラジウムなど価値ある貴金属を多めに採用しているのであれば、納得できるでしょう。

 

商品によっては指輪の厚みや幅が広いデザインのものもあります。高価な金属をより多く使うことになります。貴金属の重さが増えるわけなので、その分価格に転化され上昇します。

 

 

ダイヤモンドや宝石を飾るか否か

 

価格の決め手となるのは、金属だけでなく石付きのリングにするかどうかです。ダイヤモンドやルビー、サファイアなど、お気に入りの宝石を結婚指輪に装飾したいと考える方もいらっしゃいます。

 

宝石の種類や大きさ、そして装飾する個数によって価格は変わります。

 

プラチナリングにダイヤモンドを飾りたいと考える方は多いです。プラチナは純白といえるほど綺麗でダイヤモンドを輝かせます。大きめのダイヤモンドをひとつ飾るデザインもあれば、エタニティリングのように等間隔で一周するように採用するケースもあります。

 

シンプルな石なしの結婚指輪がいいという意見もあります。宝石類にどこまでこだわるかが価格の決め手ともなるでしょう。

 

 

デザインや加工の複雑さ

 

既製品を選ぶか、セミオーダーやフルオーダーによっても価格は異なりますが、結婚指輪デザインや加工の複雑さによって価格が上がるケースもあります。

 

複雑なデザインであれば、上がるもののシンプルなフォルムや重さを抑えられるようなデザインの場合、逆に価格が抑えられますね。

 

指輪は、飾られている時と指にはまるときでは印象が全然違います。ご自身の指にぴったりなものを見つけると良いでしょう。

 

なお、結婚指輪を決める上で一番重要視しているポイントの中で、指輪のデザインが8割以上こだわりたいという意見があります。値段を気にせず、指におさまった印象で取捨選択することをおすすめします。

 

 

結婚指輪の支払いは男性が主流!?2人で負担するケースも増

 

結婚指輪の支払いについて、誰が負担するかも多様化しています。しかしながら、男性が支払うケースが約45%です。男性の方が全額負担するケースはまだまだ多く、逆に女性が全額負担するのは約4.7%と少数派です。

 

最近増えてきているのが、2人で支払うケースです。折半したのが約25%、相手の結婚指輪の代金を支払うが約12%で、贈り物という意味合いから相手方の費用を持つというパターンや男性の方が少し多めに支払ったというのも3.9%あります。

 

自分の分の結婚指輪の代金を支払ったというのが4.9%で、2人で払うケースが男性全額より割合が多いです。

 

結婚指輪は2人の愛の形ということから、男性が全額負担するより、お互いに贈りあうというのが徐々に増えています。

 

このあたりも多様化している時代背景があるかもしれませんね。

 

 

結婚指輪。相場以上の価値を得るにはオーダーメイドがおすすめ

 

結婚指輪を相場以上の満足いくものを選ぶにはどうしたら良いのでしょうか。お店で選ぼうにも数多くのデザインを取り揃えており、ひとつひとつ自分の指に当てはめていくと、楽しい時間にはなりますがあっという間に過ぎてしまい、結果的に選べない!ということも発生します。

 

結婚指輪相場以上のアイテムを選ぶならば、品質がしっかりと保証されているショップがおすすめです。

 

近年では、金やプラチナの相場も上がっていますが、結婚指輪のメーカーは企業努力で価格を維持しようと頑張っているところもあります。そのような会社は相場以上の結婚指輪を提供してるといっても良いかもしれませんね。

 

しかし、金額にとらわれず、デザインが気にいり、一生輝き続けるリングが手に入れられれば満足できると思います。

 

既製品だとどうしても他の方と一緒のものになりがちですが、比較的費用も抑えられるセミオーダーの結婚指輪は、デザインも価格もお値段以上というものが見つかるでしょう。

 

 

まとめ

 

結婚指輪の相場は、ベースとなる貴金属や重さによって変わってきますが、多くの方は2人で25万円程度の指輪を選ぶ傾向にあります。年代によって上下しますが、2人で20~30万円の結婚指輪を選ぶ方が多いです。

 

しかしながら、金額よりデザインを重視する傾向にあり、気に入ったデザインがあれば、少し高くても購入するというケースもあり、本質で選ぶような方が増えているように感じますね。

 

支払いも男性が全額負担するのは4割以上と多いものの、それと同じくらい2人で支払って、お互いに贈りあうという形になっています。

 

結婚指輪を相場や値段以上で選ぶならば、細かいデザインまでリクエストできるオーダーメイドがおすすめです。フルオーダーとなると費用が高くなるため、セミオーダーがおすすめです。

 

素敵な結婚指輪と出会えることを願っています。

 

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