初めての出会いは男性のみでした。
プロポーズの際、
婚約指輪のご制作のお手伝いさせていただきました。
無事、プロポーズの成功のご報告と一緒に
お二人でご結婚指輪のご相談にお越しくださいました。
プロポーズの思い出と重ねて着けられるように
指輪選びの中で重視したことは、
ウェーブ形状であることでした。
女性は婚約指輪はいらないとのことでしたが、
「形だけでも渡したい!」
という男性の想いを伺っていたので、
重ね付けを希望されたことをとても嬉しく思いました。
“楽器の名前であること”がありました。
お二人も、サックスとトロンボーンを演奏することから
管楽器のつながりを感じていました。
さらに《ヴィバーチェ》も音楽用語で
「生き生きと」や「活発に」という意味があります。
重ねて身につけることで、
「明るく活発な音楽を二人で奏でていこう」
という一つのストーリが生まれました。
装飾の一つ一つに想いを込めて
《ヴィバーチェ》最大の魅力である
リバーシブルなデザインを活かすため、
鏡面とのコントラストを楽しめる
槌目秋という深いマット加工を加えました。
ご入籍が秋だったお二人にはぴったり。
そして秋の夜空を思い起こさせる、
<星>と<満月>に見立て、
彫りとダイヤモンドをそれぞれのTOPに加えました。
いつどんな時でも、左手の薬指を見れば、
ご入籍の初心に返れる素敵な指輪になりましたね。
さらに女性が1番こだわった、
細かい粒の装飾ミルグレインは
“千の粒”という意味から長寿や繁栄の願いが込められ、
“秋の豊かな実り”を表現しました。
そして、この“豊”という文字は
男性のお名前に使われている漢字。
女性にとって、男性の存在を近くに感じる、
お守りのような指輪になりました。
これまでをこれからに繋げて
・お二人の共通点である音楽
・ご入籍月の秋
・親御さまからいただいたお名前
他の誰でもない、お二人が選ぶからこそ、
意味のある指輪に辿り着きましたね。
ご納品では、婚約指輪とも重ねていただき、
期待通りぴったりの組み合わせに。
お二人と共に歩んでいくこの指輪には、
これから過ごしていく、
たくさんの新たな思い出が刻まれていくと思います。
この指輪はまだまだ完成ではなく、歩み始めたばかり。
お二人のお手元にすっかり馴染んだ頃
ようやく完成する長い道のりです。
そんな長い時間、お二人に寄り添う指輪を
お手伝いできましたこと、何より幸せに思います。
お二人で力を合わせて温かい家庭を築いてくださいね。
いつまでもお幸せに。
つくり手 矢嶋