いくつかの結婚指輪のブランドを見回っていたお二人。
マットな質感や星の飾り、コンビカラーなど、
少しずつお好みが見えてきた段階で
ithに来てくださいました。
お二人のお好みを具体的な形にできるよう、
お話をお伺いしながら進めた試着の時間。
彫り模様や、削って作り出す多面体のデザインに惹かれながら
お二人が辿り着いたのは《ピウマ》でした。
イタリア語で「羽根」を意味する《ピウマ》
風に乗って幸せを運んでくれる、
ふんわり柔らかな羽根を洋彫りで表現しています。
V字に一周ぐるりと入った彫りは、
その繊細さゆえにマットな質感に見え、
肌にやさしく馴染みます。
永く着ける上で、
男性が大事にされていたのは、結婚指輪らしさ。
お色味をプラチナにアレンジしたことで、
カジュアルさを抑えて、
洗練された雰囲気に仕上がりました。
元々気になっていた
コンビカラーを取り入れるか悩まれていた女性。
そんなお姿を見た男性から、こんな一言が。
「プラチナ一色よりも、
ゴールドが入ってた方が雰囲気が和らぐと思うよ」
そのアドバイスに後押しされ、
女性が選ばれたのは《アーラ》
《ピウマ》の彫り模様は男性とおそろい、
指輪の縁から顔を覗かせるゴールドが
温もりを感じさせ、
羽根模様の柔らかさを引き立たせてくれます。
お二人の指輪の中心に光るのは、憧れだった星の飾り彫り。
男性はシンプルに彫りでさりげないアクセントを。
女性はダイヤモンドを星の飾り彫りで留めることで、
宝石と彫り、二つの輝きを楽しめる仕上がりになりました。
彫り模様や星の飾り、お色味など
違うデザインながらも、
共通点がたくさんあるお二人の結婚指輪。
悩みながらも辿り着いた指輪選びの時間も、
お二人にとって素敵な思い出となっていたらうれしいです。
つくり手 松井
