2024.05.15 Jewellery Column

初めての贈り物に！ベビーリングの選び方・購入タイミングを解説します

ベビーリングとは？歴史や意味を紐解く

赤ちゃんの誕生祝いとして贈られる“ベビーリング” は、名前の通りベビーサイズの小さな指輪です。その起源は16世紀のヨーロッパに遡り、“銀のスプーンをくわえて生まれた赤ちゃんは幸せになれる” という言い伝えから生まれた「銀のスプーン」を贈る習慣から派生したものです。

今もなお日本で出産祝いギフトとして選ばれる銀のスプーンには、当時の時代背景から下記3つの意味を持つと言われています。

1）赤ちゃんが食べ物に困らないように

　 - 銀食器を持てる家庭は裕福であることから

2）銀が持つ魔除けやお守りとしてのパワー

　 - 有毒物質に反応することや抗菌性、
　　神話や歴史で悪霊や怪物から身を守るエピソードから

3）銀食器を制作する職人の思い

　 - 制作を依頼されることは腕利きの職人である証

このように、子どもの誕生を祝福し幸せを願う思いはそのままに、現代にかたちを合わせて発展したものがベビーリングを贈る文化なのです。

ベビーリングはいつ購入する？気になるタイミング

赤ちゃんは出産予定日通りに生まれるとは限りませんし、刻印やカスタマイズを検討すると購入時期が悩ましいですよね。産前産後の他にも、購入に適したタイミングがあるのでご紹介します。

1）出産祝い・誕生祝い

最も一般的なのは赤ちゃんが生まれたタイミングで、無事の出産を祝いつつ感動をかたちにして残すことができます。ご夫婦の間で出産のご褒美として贈られるケースもあります。また、お子様の指にベビーリングを通して記念写真を撮影したい方は、計画的にベビーリングを手に入れることをおすすめします。

2）お宮参り

日本ではお宮参りが行われる生後1ヶ月後頃、この時点で購入される方もいらっしゃいます。お宮参りを済ませた清々しい気持ちでオーダーしたベビーリングは、お子様やお孫さんの健やかな成長を見守るお守りのような存在になりそうですね。

3）バースデープレゼント・節目の記念日

ハーフバースデー・1歳のお誕生日・初節句・七五三など、お子様の成長に沿ったイベントに合わせて購入される方もいらっしゃいます。お子様が幼いうちに手元に取り寄せておいて、成人式など大きくなったタイミングでサプライズプレゼントするのも素敵ですね。

4）成長記念・ファーストジュエリーとして

12歳・15歳・18歳・20歳など、大人への成長過程を祝うファーストジュエリーとしても選ばれます。親御さんの立場からは感慨深く、お子様の立場からはご自身へ注がれる愛情が伝わる特別なジュエリーとなるでしょう。

ベビーリング選びのポイント

シンプルで飽きのこないデザインや赤ちゃんの誕生石をあしらったもの、またお子様ならではのオリジナリティを込めたデザインが人気です。

＞ ithのベビーリングネックレス《バンビーノ》

実際に指輪として身に着ける機会はごく限られるため、ネックレスのペンダントトップになるデザインもおすすめの選択肢です。

金属素材 / 地金の種類

赤ちゃんの肌は敏感であり、舐めたり口に含むことへの配慮も必要です、プラチナやK18ゴールドなどがおすすめですが、アレルギーの有無と誤飲にはくれぐれも注意しましょう。

また、幼い間は親御さんがネックレスとして身に着けたり、成人などの節目にプレゼントすることも考慮して、変色しにくい上質な素材を選ぶことで、末永くご家族で受け継ぐことが叶います。