周囲への結婚報告

結婚の報告はいつ?誰に?どんなふうに伝えたらいいの?という3点が悩みどころ。
周囲への十分な配慮が必要です。

 

今時の結婚報告事情


社会人としてのマナーを踏まえた報告ができるように、相手別の注意点をご紹介します。

報告前に決めておきたいポイント


職場への報告は、結婚の報告とともに結婚式や入籍についても伝えるとよいでしょう。

相手に影響のある部分といえば、結婚式にお招きするかどうかということと、スピーチなどをお願いするかどうかという2点です。お招きしない場合でもその旨を伝えないと相手はどのような心づもりでいたらいいのかわかりません。
「親戚などの内輪で行いますので…」「結婚式は行わず、入籍だけの予定です。」などと、はっきり伝えましょう。

他に職場に関係のある部分といえば、結婚で名字が変わるのであれば旧姓と新姓どちらで仕事をするのかというところと、住所変更などの手続きについてです。報告時に、必要な手続きを確認しておくとスムーズです。また、結婚休暇の申請や寿退社をする場合も、上司に相談しておくとよいでしょう。

親戚については、どの範囲までお招きするかを親と相談して決めておきましょう。おじおばまでか、いとこも呼びたいのか、父方・母方のバランスなどは、親に聞くのが一番です。人数調整などの都合ではっきりと決めかねる場合、そのために報告自体が遅くなるのはよくありません。決まったらすぐに連絡するようにします、ということも併せて伝えればOKです。

友人については、余興やスピーチ、受付をお願いするかどうかです。具体的なプログラムが決まっていなくても、「もしかしたら余興(スピーチ、受付)を頼むかもしれない。」などと話しておくと、いざ依頼をする時に受け入れてもらいやすくなるかもしれません。

 

職場への報告は直属の上司から


職場への報告は、結婚式か入籍の早い方の日取りが決まってから、4~5か月前までにするのがよいでしょう。報告をする順番が大切です。

真っ先に報告すべきなのは直属の上司です。仲の良い同僚の方が先になったりしないように配慮が必要です。

次に自分の所属する管理職に報告します。課長と部長の席が近いなどの場合、同じくらいのタイミングで双方に報告する気遣いもあるとよいでしょう。

同僚については、社内の序列に準じて、先輩→同期→後輩の順に報告するほうがトラブルを避けられます。全員に一斉に発表するような形は、失礼になるといけないのでやめておきましょう。

職場の人を招待する場合、全員を招待することは難しいと思いますので、お招きできない人には「ぜひお招きしたかったのですが、人数の関係で難しくて…申し訳ありません。」などとフォローも忘れずに。

報告する際には、はしゃいだり浮かれたりすることのないように注意しましょう。お昼休みなど仕事の邪魔にならないタイミングを見計らい、控えめな行動を心がけましょう。

 

親戚への報告は親に任せよう


親戚へは親から電話などで連絡してもらうのが一般的です。日取りが決まり、親戚の誰を招待するかを決めた時点で、親に親戚への報告もお願いしましょう。出欠に併せて、遠方の親戚については宿泊が必要かどうかなどの確認も親に任せましょう。

 

友人への報告…伝え忘れに注意!


友人に対しても気遣いが必要です。仲の良い間柄なのに、人づてで知られることになると友情にひびが入ってしまう恐れも。特に久しぶりに会う友人には、集いを企画するなどして一斉に報告できるようにすれば、伝え忘れる人が出なくてよいですよね。また、結婚式に招待しない友人には、結婚後の報告でも構わないでしょう。

 

SNSでの報告はOK?NG?


基本的には、結婚の報告は自分の口からきちんとすべきです。たとえ忙しくても、メールやSNSで一斉報告するのは相手に失礼になります。また、伝えたい順番の通りに報告することができなくなったり、結婚式に招待するつもりのなかった人を呼ばなくてはいけなくなったりなど、想定外の方向に進んでしまうかも。SNSに投稿したい場合は、タイミングと内容を慎重に考えましょう。

 

(参考資料:ありがとうの気持ちを贈るハッピーウエディングBOOK/高橋書店)

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