爽やかな秋の昼下がり、ithを訪れてくださったのは
8年のお付き合いを経て結ばれたお二人でした。
指輪の名前に意味を込めて
高校生の時に吹奏楽部で出会われたお二人。
ithは指輪に意味を込めて選べそうだったから
気になっていたとお話ししてくださいましたね。
お二人が選ばれた指輪は《マルカート》。
もともと音楽用語で
“印をつけるようにはっきりと演奏する” という意味で、
デザインに “二人の印”
という意味が込められている結婚指輪です。
吹奏楽部で慣れ親しんでいた音楽用語の意味合いが
お二人を導いてくれましたね。
そっと寄り添ってくれるような着け心地の良さも
気に入ってくださいました。
デザインにお二人らしさを添えて
表面にテクスチャが施された指輪を
たくさんご試着いただく中で、
男性は木の美しさを表現した《フォレスタ》の
彫り模様を気に入ってくださいました。
偶然にも男性のお名前には「樹」の字が入っていたので
《フォレスタ》の彫り模様を施すことに。
ミル打ちが気に入ってくださった女性のお名前には
「華」の字が入っていたので、
樹に寄り添い咲く華のイメージで
彫り模様に沿わせてミル打ちを施しました。
お二人が歩んできた時間があるからこそたどり着いた、
仲の良さを感じさせるデザインになりましたね!
指輪と共に歩む時間
内側にはithダイヤモンドを留めて、
一つのダイヤモンドを二人で分かち合うことで
お二人の繋がりをさらに強く感じることができるようになりました。
これからは、夫婦として歩む時間。
お二人らしさとこだわりが込められた指輪が、
優しい時間の中でお二人に寄り添えることを嬉しく思います。
末永くお幸せに!
つくり手 高橋真彩