結婚指輪と聞くと、ストレートでシンプルなデザインを思い浮かべる方も多いと思います。
シンプルといっても、その定義は人それぞれ。リングの幅や、表面のテクスチャーを変えてみたり、ダイヤを1石留めるだけでも大きく印象が変わってきます。
先日ご納品させていただいたお二人も、シンプルなリングをご希望でした。
ハーフエタニティとミルグレインの装飾が気になっているという女性と、着け心地を重視したいという男性。
そんなお二人の目に留まったのは、ずっと愛せるシンプルなデザインのAndante《アンダンテ》。
男性は指につけたときの全体のバランスをみて、違和感なくつけられる3mm幅でお仕立てすることに。
女性は細めのリングにダイヤをさりげなく1石入れるのか、それとも半周入れてハーフエタニティにするかで悩まれました。
『ふたつを着けくらべたときに、気分が盛り上がるのはどちらですか?』と伺ったところ、『断然ハーフエタニティですね!』と即答。
ミルグレインは入れずに、リング幅いっぱいにダイヤを目立たせるデザインに決まりました。
エタニティとは“永遠”という意味が込められているのだそうです。
シンプルなコーディネートが多いという女性の指を、たくさん敷き詰められたダイヤが華やかに彩ります。
お二人はithにお越しになる前から、お互いの誕生石をリングの内側に入れようと決めていたそうです。
男性の誕生石は2月のAmethyst(アメジスト)、女性の誕生石は9月のSapphire(サファイア)。
男性のお名前の頭文字はS、女性のお名前の頭文字はAと、誕生石の頭文字が偶然お相手の名前の頭文字なのだとか。
素敵な偶然ですね!
ご納品の際、一粒ダイヤの婚約指輪と重ね着けなさり嬉しそうな女性と、隣りで優しくほほえむ男性の姿がとても印象的でした。
これからもたくさんの思い出を、リングとともに重ねていってくださいね!
つくり手 井上 美季
Male:マリッジリング/Pt900(プラチナ)
Female:マリッジリング/Pt900(プラチナ)