秋の日の穏やかな温かさを感じる頃、
翌年の8月に結婚の約束をしたお二人は
アトリエにお越しくださいました。
どんな指輪に出会えるのか、
とてもワクワクしながら
試着を始めてくださいましたね。
ふんわりとしたイメージを形に
お二人が最初にお話ししてくださったのは、
「シンプルで日常に馴染む感じ」という
ふんわりとしたイメージ。
特に男性は、
「普段あまりアクセサリーをつけないから、
イメージが難しい」と悩まれていましたね。
どんなデザインがお二人にとって
シンプルで日常に馴染むのか、
一つひとつ考えながら指輪を見てくださいました。
たくさんの指輪の中から
お二人が選ばれたのは《クロッカンテ》
ヤスリでやすった細かな面が
キラキラとさりげなく輝くデザインです。
”キラキラと輝く面がいくつもあり遊び心が感じられる、
けれどもパッと見たときには
派手な印象はしないから何十年先にも愛していられる”
お二人が、
「シンプルで日常に馴染む感じ」
というイメージから辿り着いた答えでしたね。
星に想いを込めて
リングのベースは《クロッカンテ》に決まり、
女性は星が好きだからと
星の飾り彫り留めでダイヤモンドを留めることに。
試着をしていく中で、
実は強くなっていた”お揃いにしたい”という想い。
その想いを込められるように
男性も一緒に星の飾り彫りを施すことにしました。
ご入籍予定の8月の綺麗な夏の夜空のように
お二人お揃いの星が
指輪に輝くデザインになりましたね。
一生の約束としての指輪
指輪のデザインが決定したものの、
ご入籍までまだまだ時間のあったお二人。
今指輪をを制作するか悩まれていました。
しかしお二人は、ご入籍が先だからこそ
指輪があることで「結婚」という
二人の一生の約束を感じることができると、
ひとつのスタートとして
指輪を作ることを決意してくださいましたね。
指輪とのご対面
ご納品の時、お二人とも「素敵！！」と
弾けるような笑顔を見せてくださいました。
8月のご入籍まであと半年。
指輪と共にご入籍までの
1日1日を楽しみに過ごしてくださいね。
お二人の末長いお幸せをアトリエより願っております。
つくり手 葛西
