「アンティークな感じがして、
いつでも着けられるリングがいい」
はじめにそうおっしゃった女性。
その女性のご希望を、お隣で優しく見守る男性。
柔らかくて優しい雰囲気のお二人が、
心惹かれたエンゲージリングは《アロー》。
「結婚指輪と重ねづけができるか」
「いつでも着けられるリングなのか」
「自分のお手元に馴染むリングなのか」
沢山あるご希望をひとつひとつ、お二人と大切に考え、
その中で、ご希望を叶えるリングが《アロー》でした。
小さい粒の縁取りでアンティークさを、
普段使いしやすいようにと、
地金はイエローゴールドを選んでいます。
中石のダイヤモンドの大きさも、沢山悩んできめましたね。
「小さすぎず、大きすぎず、
丁度いい大きさのものがいい」
0.1ctだと小さすぎるかなあ。
0.3ctだと少しい大きいかもとのことでしたので、
その間の0.2ctを、お二人にはご提案いたしました。
そしてお二人が選んだダイヤモンドを、
工房の職人が、「これから沢山お手元で輝きますように」と、
想いを込めて石留めしています。
“お二人が結ばれた証”として、
女性の左手で、ずっとずっと輝き続けますように。
ご納品の後、お二人をお見送りする際は、
私もこっそりそんなことを思っていました。
ithの職人、つくり手、そしてお二人。
3つの想いが形となり、とても嬉しく思います。
これからさらに、ご納品したリングが、
お二人だけのものになっていくのが楽しみです。
つくり手 /平島