クラフト感のあるリングがお好きなお二人。
HPで見たときは、Deserto《デザート》が気になったと、おっしゃっていましたね。
沢山のリングを試着してみると、
だんだんとアンティークな風合いのあるリングが、お二人の共通のお好みに。
その中で、目を惹かれたリングはRoccia《ロチア》
独特な凹凸がついたこの表面の仕上げは、
鉄の台の上にリングを置き、コロコロと転がして付けていきます。
リングの隅々まできちんと凹凸がはいるように、
一つ一つ細やかな確認作業も伴う仕上げです。
この仕上げを気に入られたお二人は、リングの幅を広めにし、
お気に入りのテクスチャを、目一杯活かしたデザインに。
女性にはアンティークな風合いをさらにプラスするよう、
3色の宝石を、縦に並べて留めました。
地金は、お互いの肌に馴染むお色味で、
毎日の生活にしっかりと溶け込むリングとなりましたね。
お二人に初めてお会いしたのは、2018年の2月。
それから何度かの打ち合わせを経て、ご納品の日を迎えた時は、
嬉しい気持ちと、少しだけ寂しさも覚えました。
アンティークな風合いを施したリングに、
これからはリングを着用した経年変化で、
新たなアンティークさを吹き込んでいってくださいね。
お二人の日々の傍に、ithのリングが共にあることを幸せに思います。
つくり手 / 平島 郁美
Female:結婚指輪《ロチア》/K18YG(イエローゴールド)