あまりイメージはないと仰っていたお二人とたくさんのリングをご試着いただきながらご一緒にデザインを考えていきました。
お二人ともストレートのリングよりは、カーブがあるリングがお好みということが沢山ご試着する中でわかってきましたね。
男性は、”実は個性が強いものがいいかなと思っていたけど実際つけてみるとシンプルなデザインがいいかも”と話してくださり、カーブが全体にかかったVivace《ヴィバーチェ》がお気に入りに。
アクセントを加えたいと仰っていた女性は、彫り模様のリングを試着すると”深い彫模様も輝きが綺麗だけどPiuma《ピウマ》のような細かい繊細な彫模様のが好きかもしれない”とお気に入りにあがりました。
お二人ともいいなと思ったかたちが、全体的にカーブのあるVivace《ヴィバーチェ》だったため
”このデザインに女性はお気に入りだったPiuma《ピウマ》の彫模様を入れてみるのはいかがですか?”とアレンジをご提案しました。
お二人とも”それがいいね!お互い好きなものが入っていたほうが長い目で見ていいかもしれない”と男性はマット加工、女性は彫模様を入れてそれぞれのお好みのアレンジを加えることに。
女性のリングの彫模様の中心には、”星の飾り彫り”で1mmのダイヤが留められていましたが、
もう少しダイヤを留めたいとのことで、左右に同じ大きさのダイヤを1pcずつ”ふせこみ”という中心の留め方と異なる留め方でアレンジを加えました。
より中心の星の飾り彫りが際立つデザインになりましたね!
更にお二人のこだわりポイントは内側にも。
アトリエで一生懸命書いてくださった手書きの刻印。
ご入籍日の数字はひとつひとつ交互に書き、お名前は漢字でそれぞれご自分のお名前を書いてくださいました。
まっしろな用紙に沢山のお名前を何枚も練習して書いている姿をみてとても微笑ましく、本番はなぜか私も緊張してしまいました。
お二人だけの素敵な刻印を実際に完成したリングをみて”すごい!しっかり入ってますね!”ととても笑顔で仰ってくださって私も嬉しかったです。
リング選びも一生懸命刻印の文字を書いたことも全てお二人にとって結婚の思い出のひとつとなっていたらなと思います。
今月末の挙式が素晴らしいものとなりますように。
つくり手 千葉美貴
Male:マリッジリング/pt900(プラチナ)
Female:マリッジリング/pt900(プラチナ)
結婚指輪:Piuma《ピウマ》 Vivace《ヴィバーチェ》