2026.02.01 福岡天神

ミル打ちと和彫り、手仕事で仕立てたお二人のための結婚指輪

以前、福岡天神アトリエ

プロポーズのお手伝いをさせていただいたお二人。

 

その後ご結婚が決まられて、

婚約指輪に続き結婚指輪の制作もお任せいただきました。

今回はお二人の想いを込めた指輪作りのお話をご紹介します。

 

婚約指輪選びのエピソードはこちら

>お二人を繋ぐ、サプライズでお仕立てした婚約指輪

手仕事ならではのデザイン

 

婚約指輪はサプライズのお渡しだったので、

お二人で一緒に指輪選びをするのは初めて。

 

アトリエで会話を弾ませながら

たくさんのサンプルリングを楽しそうにご試着くださり、

とても微笑ましく嬉しかったことを覚えています。

 

お二人が共通してお好きだったものは、

職人の手仕事やオリジナリティが感じられる

装飾的なデザインでしたね。

 

 

可愛いものがお好きな女性は、

ミル打ちのデザインがお気に入りでした。

 

繊細で小さな丸い粒は“ミルグレイン”と呼ばれ、

職人がタガネという工具で一粒ずつ手仕事で施しています。

 

ミル=「千の」、グレイン=「粒」の意味があり、

永遠や長寿の願いを込めた縁起の良い装飾です。

 

通常はライン状に連なって

入れることが多いミル打ちですが、

今回は水玉模様のように

ランダムに粒を刻んだのがこだわりです。

 

地金もピンクゴールドを選ばれて、

遊び心と愛らしさを感じる

女性にぴったりの指輪になりました。

 

 

一方、男性は力強さと特別な印象を感じられる

彫り模様のデザインがお気に入りでした。

 

寄木細工をイメージした三角の幾何学模様と

上下に女性と同じミル打ちが一周入った

パルケット》に一目惚れされていましたね。

 

規則正しく入る三角の彫り模様は、

和彫りという日本の伝統技法で施されているもの。

 

熟練の職人が指輪のサイズに合わせて、

図形の大きさを一つずつ微調整して彫り込みます。

 

機械のレーザー彫りでは出せない、

手仕事ならではの輝きやぬくもりが唯一無二の指輪です。

お揃いを叶えるアレンジ

お互いに好きなデザインが見つかった上で、

お二人は2本の指輪のペア感を

もう少し出したいというお気持ちがありました。

 

お二人の指輪の共通点は、

指輪の下側にぐるっと一周刻まれたミル打ち。

 

そこでミル打ちを活かした男性からのアイデアで、

指輪の半分に女性と同じデザインを取り入れることに。

 

 

正面は《パルケット》の三角模様、

手のひら側に指輪をひっくり返すと

女性と同じランダムなミル飾りが現れます。

 

一点もののデザインとして、

彫り模様の切り替えやミル打ちの風合いも

ithの職人を信頼してお任せくださいましたね。

 

自分の好きと、お二人のお共通点、

オーダーメイドだからこそどちらも叶った

二人だけの結婚指輪が完成しました。

 

お手元で輝くお二人の証

 

ご入籍からちょうど2ヶ月が経った頃、

いよいよ出来上がった結婚指輪とのご対面。

 

お二人のお手元でキラキラ輝く指輪が素敵で、

「本当にこの指輪を作って正解だったね!」と

笑顔でとても喜んでくださいました。

婚約指輪との重ね着けも美しかったですね。

 

ご納品からもうすぐ一年が経ちますが、

お二人で時を重ねる中で

お手元に指輪が馴染んでいると嬉しいなと思います。

 

途切れなく続くミル打ちのように、

これからもお二人のもとへ

たくさんの祝福や幸せが訪れますように。

 

つくり手 北ヶ嵜

福岡天神アトリエ

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