2023.11.17 Jewellery Column

ダイヤモンドのカットで高める婚約指輪の特別感【特殊ファセット5種類】

職人の研磨技術から生まれる、特殊ファセットダイヤモンドの美しい意匠

“お仕着せのデザインではなく、二人の特別な婚約指輪を作りたい” と思いつつも、実際に指輪を試着してみるとシンプルなデザインにばかり惹かれてしまう。そんなお悩みを抱くカップルにご覧いただきたいのが、表参道アトリエを中心に取り揃えているithの特殊ファセットダイヤモンドです。

職人の研磨技術で、桜・ひまわり・桔梗・星・雪の結晶の5パターンの模様がダイヤモンドに刻み込まれたダイヤモンドは、お二人の指輪に特別なストーリーを持たせてくれます。それでは早速、美しい5種類の意匠をご紹介いたします。

 

※実際のダイヤモンドのカラーは、無色〜ライトイエローからお選びいただけます

1:桜ファセットダイヤモンド / Cherry Blossom

万葉集の時代から愛でられてきた桜は、国民的人気を誇る日本を象徴する花です。寒い冬を経て春に咲く桜には、五穀豊穣の神が宿るとも言われる縁起のよいモチーフでもあります。

街中を桜色に染める幻想的な美しさは、心に残る特別な風景。この季節を選んでプロポーズされる方もいらっしゃるほどです。桜の下で過した二人の時間を、ダイヤモンドに閉じ込めて永遠に残すことができます。

 

花言葉:精神美・優美な女性・純潔


2:向日葵ファセットダイヤモンド / Sunflower

向日葵(ひまわり)は知らない人がいないほど親しまれる夏を象徴する花で、太陽に似た花の形や、鮮やかなイエローを基調とした色合いがポジティブでエネルギッシュな印象を与えます。

輝く笑顔や明るいパーソナリティは、“ひまわりのよう” と例えられることも。プロポーズを決めた男性が、お付き合い中の愛しい彼女のイメージを重ねたくなる魅力的を持つ花です。

 

花言葉:憧れ・情熱・あなただけを見つめる


3:桔梗ファセットダイヤモンド / Bellflower

桔梗もまた万葉集において秋の七草として詠われており、家紋にも用いられてきた歴史的な由緒のあるモチーフです。

幸福を呼び込んでくれそうな釣鐘の形をした花びらは永遠の愛の証に相応しく、紫色に漂う気品が大人の女性の落ち着いた美しさを想起させます。

花言葉:永遠の愛・変わらぬ愛・誠実・気品


4:雪の結晶ファセットダイヤモンド / Snowflake

冬を象徴する雪の結晶は、幸運のモチーフとしてジュエリーデザインに取り入れられてきました。純白の雪や透明な結晶が清らかなイメージを与え、心の浄化や再生の象徴とも言われます。

ベースの形が安定性のある六角形であることから、愛と幸運を運んでくれるとも言われます。

 

冬に記念日を迎えるカップルはもちろん、純粋な思いを込めるのにぴったりのモチーフです。


5:流星ダイヤモンド / Star

夜空に浮かぶ美しい天体であると同時に、星という言葉は往々にして希望や夢の象徴として用いられます。タロットカードにおいても “スター” は希望を表すカードですね。

輝きを放つ存在や幸運など、この先の未来を明るく照らすイメージが重なる星は、ポジティブなパワーを感じさせます。

 

健康や富を表すとも言われ、豊かで幸せな結婚生活のお守りとして取り入れたくなるモチーフでもあります。

Case Study:婚約指輪で作り上げる、二人だけの “桜の木”

転勤により遠距離恋愛をスタートさせて3ヶ月、地元で暮らす彼女を安心させたい男性が、婚約指輪をお探しでした。

贈りたい指輪のイメージをお尋ねすると、“センターダイヤがありつつ、普段のデートでも気負わず着けられるデザイン” と具体的なイメージが挙がりました。でも、最終的にはお相手に選んでもらいたいとも仰いましたね。

お相手の女性にとって、パートナーが贈り物を見立ててくれるお気持ちがとても嬉しいはずなので、男性の思いもしっかり伝えるべくご相談を重ね、プロポーズ時には婚約指輪ではなく、宝石のダイヤモンドそのものを贈ることになりました。

「4Cのグレードが高いものが絶対で、0.3カラット以上の大きさのDカラーがよくて…」

他のブランドでの情報収集により、男性はダイヤモンドの価値はグレードや価格次第だと認識されていました。そこで、ダイヤモンドという宝石の魅力を改めてお話することに。

地底深くで数十億年の時を経て生み出されるダイヤモンド原石は、1点ずつがオンリーワン。クラリティ(透明度)やカラーはその石だけが持つ個性であることをお伝えしました。

 

「ならば、特別なストーリーを持つダイヤモンドを贈りたいです」

男性のお気持ちの変化を受けて、カラット数がエンジェルナンバーとプロポーズ予定の22日にちなんだダイヤモンド、そして桜と星の特殊ファセットダイヤモンドをご案内。すると、二人でよくお花見に行くし、4月のプロポーズにぴったりだと “桜ファセット” を気に入ってくださいました。

「黄色いカラーは欠格品だと思っていたけれど、この色も唯一無二の特徴だと気づきました」

彼女も喜んでくれると思う、と嬉しそうな笑顔とともに次回のご予約を承り、無事プロポーズが成功した翌日に男性はお相手の女性とご一緒にアトリエを再訪してくださいました。

ithにある全ての指輪を試着していただくと、女性のお好みの傾向は、表面にテクスチャーが施されているデザインや、ゴールドの地金に集中していることが分かりました。その感性を活かして、婚約指輪っぽすぎず思いが込められた、二人だけの “桜の木” を作ることが決まりました。

ほんのり温もりのあるホワイトゴールドのリングアームに樹皮のような彫り模様を施し、桜のカットを忍ばせたダイヤモンドを留めた特別な桜の木は、春夏秋冬どんなときでも、これからのお二人の心に花を咲かせてくれることでしょう。

 

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> 婚約指輪のデザイン

お二人の思い出や願いを、特殊ファセットダイヤモンドの輝きに込めて

一見すると分からないけれど、確かにそこにある特別なモチーフは、お二人の愛の証となる婚約指輪にますます特別な意味を宿してくれます。

お名前・出会いの季節・記念日、そしてお二人が醸し出すムードにぴったりのお花やマークを選んで、指輪にそっと忍ばせてみませんか?ご興味をお持ちのお客様は、ぜひ表参道アトリエへお越しください。

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