女性の留学先、
セブ島で出会ったというお二人。
男性はフィリピンのご出身です。
形も色もお揃いにしたいとご希望で
お揃いの結婚指輪となりましたが、
全ての意見が合うわけではありませんでした。
色味の希望の違い
お二人の意見が違ったのは
色味に関する部分。
男性が生まれ育ったフィリピンでは
結婚指輪はゴールドの色味が主流のため、
結婚指輪といえばイエローゴールドや
ピンクゴールドのイメージ。
女性は、ゴールドの色味に
ギラっと強い印象があることと、
結婚指輪=プラチナ
というイメージをお持ちのため、
プラチナをご希望でした。
男性は女性に合わせると仰っていましたが、
男性の手にはゴールド系の色味が合うことを
女性も気付き、悩まれましたね。
色味だけ考えるとなかなか結論は出ず、
まずはデザインを考えていきました。
試着した瞬間、気に入ったデザイン
ストレートですっきりとした
細身のデザインがお二人共通のお好み。
お二人が選ばれた指輪は
《アルページオ》
シンプルですが段差のある形状が特徴で、
2色の違った金属を重ね合わせて
作ることのできるデザインです。
縁取りのあるデザインが
お好きだった男性は、
「これが一番!」と
試着した瞬間お気に入りでしたね。
女性も第一印象で
一番気になったのが《アルページオ》
男性は、女性が着けているのを見て
かわいいと大絶賛でした。
お揃いと、女性の"好き"を込めたアレンジ
初めに色味で悩んでいたお二人。
コンビカラーでお仕立てすることで
両方の希望を叶えられることとなりました。
ゴールド部分は、
肌色に近く優しい色味の
縁の部分をプラチナにすることで
ゴールドの色味はより抑えられ、
結婚指輪らしいイメージに。
ゴールドであればこだわらない男性も
女性と一緒の配色でお揃いになりました。
女性リングには、
ダイヤモンドひとつを
お気に入りの“星の飾り彫り留め”で。
こちらも女性は入れるかどうか
悩まれましたが、
「これからずっと着けるものだから
後悔しないように。」
という男性の言葉で心が決まりましたね。
お互いに似合うものや
お互いの好きなものを大切に考え、
思いやりが溢れる
指輪選びの時間でした。
お二人らしく、幸せな結婚生活になりますように!
つくり手 竹澤