指輪の作り方やアレンジについて、
興味深そうに聞いてくださったお二人。
「着けてみないと好みが分からないから、
好みを探すためにもたくさん着けてみよう!」
と、ひとつひとつの指輪を
楽しそうにご試着してくださいましたね。
そんなワクワクしたお二人の様子を見て、
私まで幸せな気持ちにさせていただいたことを
よく覚えています。
手に馴染む優しくゆらぎのある形
男性が選ばれたのは、
Clasico《クラシコ》です。
《クラシコ》の大きな特徴は、
優しいゆらぎのあるフォルム。
笑顔で「面白い形ですね!」と
仰っていた男性。
"ヘアライン加工"という
少し光沢もあるマット加工を纏わせ
より温かみのあるデザインに。
男性の手に馴染んだご様子で、
「しっくりくる」と
とても気に入ってくださいました。
職人の手仕事が感じられる繊細な彫り模様
女性が選ばれたのは、
Erba《エルバ》です。
表面に彫られている彫り模様は、
月桂樹をモチーフにしています。
手仕事で彫られた繊細な彫り模様や
縁に施されたミル打ちがとてもお好みでしたね。
月桂樹の葉の部分を
男性と同じヘアライン加工にすることで、
柔らかく落ち着いた印象になりました。
お二人だけが分かる内側のこだわり
カウンセリングでお話した時から、
互いのお好みを尊重しつつ、何かワンポイントで
お揃いのデザインを入れたいとご希望されていましたね。
そこで、
2色の金属を貼り合わせる
コンビカラーがお気に入りだったお二人は
それぞれ外側と内側に
お好みの金属を選ぶことに。
指輪を着けるお二人だけが知っている
より特別感のあるデザインになりました。
お二人のように温かみのある指輪とともに
ご納品の日。
完成した指輪を見て、
おお〜!と嬉しそうに微笑んでくださり、
お渡しする日を楽しみにしていた私も、
とても嬉しい気持ちになりました。
手仕事だからこその温かみが溢れるデザインは、
優しい笑顔が素敵なお二人にぴったりです。
これからもお二人らしく、
人生を共に歩んでいってくださいね。
またアトリエでお会いできる日が楽しみです!
お二人の末永い幸せを、心から願っています。
つくり手 大林