「ithダイヤモンドを留めたいです。」
結婚指輪のイメージをお伺いすると、
一番にこちらのご希望を伝えてくださいました。
今回は、“二人の繋がり”を大切にお仕立てした指輪をご紹介します。
“ithダイヤモンド”とは、
一つの原石から、二つのダイヤモンドをカットした
少し特別なダイヤモンドです。
30億年も前に地球の真ん中で生まれたダイヤモンドが
1度も離れることなくお二人のお手元に届けられます。
これからを共に歩いていくお二人を
見えないところで繋いでくれるような、想いのこもったダイヤモンドです。
ithダイヤモンドをお留めする指輪はどんなものが良いかお伺いすると
程よく存在感があるデザインとのこと。
お二人にとっての程よい存在感とは何なのか?
三人で知っていくことから、試着が始まりました。
目立ち過ぎても、ずっとつけていくにはシーンを選びそう。
かといってシンプルに寄せるのも自分たちらしくない。
たくさんの指輪を試し、お二人が選ばれたのは《クリスターロ》。
多面の形で直線的なデザインがかっこいい印象の指輪です。
一面一面ヤスリをかけて施した、他にないマット感もお気に入りでした。
何よりも、大きな多面がキラキラと反射することで
遠くから見てもお揃いであることがしっかり分かることが決め手となりましたね。
お二人の一番のご希望だった“ithダイヤモンド”を
女性はいつも見える表側に、男性は手の平側にお留めしました。
くるりと回せば、全くお揃いのデザインになることも
お二人のこだわりです。
ご相談時は緊張されていたお二人でしたが
完成した指輪を見た瞬間、とても素敵な笑顔を見せてくださいました。
ithでお仕立てした指輪がこの先ずっと
お二人の絆を繋ぎ続けてくれますように。
またお会いできる日を楽しみにしております!
つくり手 山本