2022.12.31 代表ブログ

嬉しい再会

2022年もいろいろな出来事がありました。

 

今年前半は育児のためアトリエを不在にしていたので、いつもよりぎゅっと凝縮された1年のように感じます。

 

 

 

復帰してすぐの6月、2014年に結婚指輪をお仕立てしたお客さまからの、記念の指輪制作のご相談がありました。

 

転職という新しいスタートを記念し、いつでもお守りとして身に着けられる家族3人の誕生石を留めた、ファミリーリングを制作しました。

 

素材の色や石の留め方、指輪の幅などを一緒に考えている時、また、繊細なメーゼというテクスチャを入れている時に、ithがはじまった当時のような感覚で、指輪とお客さまに向き合うことができました。

 

懐かしい再会だったこと、アトリエを離れていた時間があったことで、ithの原点がすっと自分自身の中に戻ってきたような感覚でした。

 

また、新しい指輪のデザインについて話す以外にも、8年前にithを見つけてくれた時のことや、納品の時のことなど、いろいろな思い出が蘇ってきて話ができたことも嬉しかったです。納品してからも、ずっと身近な存在でいたい。生涯、自分のつくった指輪に責任を持ち携わっていたいという想いが、今叶っているんだと思えました。

 

この指輪以外にも、息子さんの2歳の誕生日にベビーリングのBambino〈バンビーノ〉、結婚6周年を記念してパートナーへ贈るサプライズのプチネックレスGrano〈グラーノ〉、節目の誕生日を迎え自分のなりたい姿をイメージしたゴールドのLeone〈リオーネ〉など、大切な記念にithや私のことを思い出して相談に来てくれた方たちとの再会もありました。

 

お客さまの歴史にithが存在していること、こつこつ積み上げてきたアトリエの毎日が、ほんとうに少しずつ、少しずつ歴史になって積み上がっていく感覚、2つを強く感じられたのは今年の特別な思い出です。

 

 

 

それから、嬉しい再会以外のでき事では、大阪の心斎橋アトリエを閉じたこと、シンガポールに海外1つ目となるアトリエをオープンしたことも、2022年の忘れられない出来事になりました。

 

心斎橋のお客さまとの繋がりは梅田アトリエのつくり手が引き継ぎ、海外というチャレンジには、新しい仲間がたくさん集まってくれました。ithに携わる私たちは、どんな時でも、どんな場所でも、お客さまに寄り添うという気持ちを持っていることが何よりの強みです。

 

 

 

毎年いろいろな出来事が起こり、自分の力でなんとかなることも、そうでないこともあります。大抵はそうでないことの方が多いけど、せっかくなら、そのいろいろな中に‘たのしみ’を見つけながら過ごしていきたいと思います。

 

小さな‘たのしみ’が毎日積み重なれば、やってよかった、に繋がるような気がしているからです。

 

 

2023年も、どうぞよろしくお願いします。

 

 

ith 高橋亜結

 

アニバーサリージュエリーBambino〈バンビーノ〉のブログ

アニバーサリージュエリーGrano〈グラーノ〉のブログ

 

 

 

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