これまでの結婚指輪の定番といえば、鏡面仕上げ(鏡のようにピカピカに磨き上げた)のストレートラインに、女性はダイヤを配して、というものだった。
ただ、ここ最近はマリッジリングデザインのバリエーションも大幅に増えている。
これは人々の趣向が多様化したこともそうだけど、結婚するお二人がより自分達の個性を発揮しはじめたというのが背景にあると思う。
工房でも、最近はシンプルな鏡面仕上げのリングではなく、お二人の好みや想いをデザインに託すということが増えてきている。
特に指輪の表面に模様を彫ったり、槌目をつけたり。
テクスチャーにもたくさんの種類があって、
道具を自前でつくるということからはじまり、思いどおりのテクスチャーにたどりつくまで研究が必要。
お客様にはいくつかサンプルをお見せして、そのなかから好きなものを選んでいただくこともあるし、
ご希望のテクスチャーが完成するまでたくさんのお打ち合わせをすることも。
言葉で説明ができないのがもどかしくもあり、新たなものに挑戦する楽しみもあり…
出来上がったリングを見て喜んでもらえることだけを考えて制作!
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