以前、ご婚約指輪をithでお仕立てさせていただいたお二人。
今回はご結婚指輪の制作をお任せいただきました。
ご来店の前にithのブログをチェックして、
お好みの雰囲気をお二人で話し合ってくださっていました。
気になっていたデザインをいくつかピックアップしていただいて、
中でも一番気に入ったのは《マルカート》。
《マルカート》は、流れるような優しい形が特徴で、
お二人が夫婦である"しるし"になるよう願いを込めて、
名付けられたデザインです。
表面には彫り模様のアレンジを施しました。
この彫り模様は、月桂樹をモチーフにしています。
月桂樹は永遠の象徴です。
ギリシャ神話の太陽神アポロンは、
月桂樹の木に姿を変えた、愛する河の女神ダフネの落とした葉で
月桂樹の冠を作り、永遠の愛の証として身につけたそうです。
実は、先にお納めしたお二人のご婚約指輪も
お花と葉っぱをモチーフにした、
有機的でいきいきとしたデザインで、
重ねて着けても素敵な組み合わせです。
《マルカート》の夫婦の"しるし"と、月桂樹の"永遠の象徴"。
お二人の未来をずっとあたたかく見守っていてくれそうですね。
つくり手 櫻井