お二人と初めてお会いしたのは7月7日のこと。
「水色や青色を取り入れたデザインにしたい」
女性は初めからお好きな色をリングに込めたいという
ご希望をお持ちでしたね。
どのようにして水色や青を取り入れようか、
あれこれ考えながらたくさんご試着いただき
お二人だけのデザインが完成しました。
お二人のご希望を叶えてくれたのは
Marcato《マルカート》。
滑らかに流れるようなフォルムが
洗練された印象を与えてくれます。
女性のご希望だった”水色や青色”は、
色石を使って取り入れることに。
一番右を深い青色のサファイヤ、
その左隣を水色のブルーダイヤモンド、
そのほかは無色透明なダイヤモンド。
リングフォルムの流れに沿うように
グラデーションに色を変えながら輝く宝石たちは
まるで夜空の星が瞬くように
しとやかに女性のお手元を彩ってくれます。
男性のリングはお揃いのフォルムですが、
また違ったアレンジを。
トップ部分は潔く磨き上げた鏡面仕上げ、
そのほかの部分はツヤも残る
”ヘアライン”仕上げにしました。
細やかにランダムに流れる質感は
天の川を思い出させるミルキーな印象にも感じられます。
女性のこだわりでもあった”青色”のサファイヤを、
男性リングの内石に忍ばせました。
相手の好きなものを自分のリングにも取り入れる、
お互いを思い合うお二人の優しさが
リングからもしっかり感じられますね。
「一生大切にします」
ご納品後に女性からいただいた言葉です。
だんだんと変わっていくリングの風合いも楽しみながら
お二人の時を刻んでくださいね。
お二人の末永い幸せを、アトリエよりお祈りしております。
つくり手 斉藤
Female：結婚指輪《マルカート》／Pt900（プラチナ）
