昨年10月より開始されたマイナンバー制度。
総務省によると、マイナンバーを利用し平成29年1月を目途に「マイナポータル」というサイトが開始されます。
その「マイナポータル」というサイトを利用すれば、婚姻届をお役所に提出する暇がない!という人も簡単にスマートフォンやパソコンで提出できるようになります。
「結婚したい!」と思ったら勢いですぐに入籍ができる!? ここでは「マイナポータル」についてご紹介します。
「マイナポータル」で婚姻届を出すとエコになる?
結婚が決まったら、婚姻届をお役所の市民課又は出張所にもらいにいくか、インターネット上でダウンロードして手に入れます。
提出用と予備の2枚の婚姻届を用意しておきましょう。茶色に白地の用紙ですが、ご当地の婚姻届なるものが登場している地域もあります。
そして、記入後お役所に足を運び、夜間であれば、夜間窓口で受付をして、後日確認のお電話をいただくことがあるでしょう。身分証を提出して確認してもらえばその日から夫婦です。
と、ここまでが紙面での流れ。
厚生労働省によると1日の婚姻数は約1,918組。 約3,836枚の婚姻届が1日に使われています。
もし、入籍者全員が「マイナポータル」で婚姻届を提出すれば、用紙の記入も要らず、A3の用紙1枚で約15円なので1日当たり約57,540円、年間約2,100万円と税金の節約になります。
さらに1回の移動に片道約30分、待ち時間を含む手続きに約1時間程度かかると考えれば、約3時間程度の時間が約30分程度になり、時間も節約できることに。
「マイナポータル」で婚姻届を提出するには何が必要?
マイナポータルのメリット・デメリットを確認したうえで、マイナポータルを利用して婚姻届を提出してみようと思う人には用意してもらいたいものが3つあります。
①個人番号(マイナンバー)カード
②インターネット接続環境(パソコンなど)
③ICカードリーダー
①の個人番号カードは、平成28年1月以降に通知カードが届いた後に申請した人のみ(申請後約15日間かかります)にあたえられるものです。
カードにはICチップが埋め込まれているので、それを読み込む、公の個人認証サービス用のICカードリーダーが必要になります。
購入される場合は1台2,000円程度で購入可能ですが、ICカードリーダーは公的機関にも設置される予定なので購入されない、という方はそちらに足をあこぶ必要がありますのでご注意を。
来年1月以降に入籍をお考えのカップルからマイナポータルで婚姻届を出すチャンスが与えられる予定です。
個人番号カードとインターネット環境とICカードリーダーさえ持ち運んでいたら、プロポーズ後にマイナポータルで、すぐ婚姻届を提出もできます!
婚姻届をわざわざもらいにいったり、将来的にお役所での面倒な手続きを簡単に済ませられるようにもなるのでとても便利。