結婚や結婚式にまつわるジンクスは多数存在し、とてもユニークで楽しいものが多いです。日本以外に海外でも様々なジンクスがあるので、ここでは結婚にまつわるジンクスをいくつか紹介していきます。
①乾杯
ヨーロッパでは「悪魔払い」の意味を込めて乾杯することがあります。 特に悪魔はグラスの鳴る音を嫌がると言われており、スペイン南部の結婚式では悪魔払いとお互い過去をきっぱりと捨て、スタートをするという意味で新郎新婦が乾杯の時に先を飲み干し、そのグラスを地面に叩きつけて割るという文化があります。
②6ペンスコイン
銅の6ペンスコインは、1551年から1967年まで製造されており1980年代までは使用されていたらしいです。しかし、1990年代には、なかなか見かけることがなくなってきた幻のコイン。イギリスに古くから伝わるジンクスでは、この6ペンスコインを新婦の左の靴の中に1枚入れると、結婚してもお金に困らず一生2人はお金に不自由なく暮らせるとされています。
③教会の鐘
教会の鐘には、周囲の邪気を払うおまじないの意味があります。新郎新婦が教会を出る際に鳴らすことで、周囲の邪気を追い払うと同時に、結婚を住民に知らせるための儀式であるといわれています。
④バームクーヘン
バームクーヘンはドイツ語で木のお菓子という意味です。年輪の形からわかるように、幸せを何十にも重ねるという意味があり、幸せが末長く続きますようにとの願いを象徴しています。
また、引き出物として幸せのおすそわけの意味を込めて渡すこともしばしばあります。
⑤クロカンブッシュ
クロカンブッシュはバームクーヘン同様、結婚式でよくみられる食べ物で、「口の中でカリカリするもの」という意味を持つ、フランスの伝統的なウエディングケーキです。
積み上げられたシュークリームのひとつひとつが、これまで二人を支えてくれた人々を表しその高さが高いほどたくさんの人々に支えられ、祝福されたという意味が。
食べるときは木槌で打ってひとつづつ取って、これからの食事に困らないように願いながらお互い食べさせあう習慣があります。
⑥紅白まんじゅう
引き出物としてもよく目にする紅白まんじゅうですが紅白まんじゅうの起源は、日本に饅頭を伝えた林浄因が、結婚式に紅白まんじゅうを使うようになったことが始まりと言われています。
古代より、白餅は豊かな実り・平和を意味し、小豆の赤は厄を払う事を意味するとされており、米、小豆、赤、白とすべての要素を備えた紅白まんじゅうは福を招き、災難を寄せ付けない縁起物としてお祝い事に用いられるようになったとされています。
⑦ワイルドストロベリー
まだ相手がいない女性は、庭(またはベランダ)で、ワイルドストロベリーを育てて、実ができると結婚できるとされています。
⑧白い猫と黒い猫
まだ結婚できてない人は、満月の夜に白い猫が目の前を横切ると、結婚できるというジンクスがあります。
純白の猫ならさらに幸せになるそうです。
さらに、もう結婚が決まってる人の場合、結婚式の日に、教会に行く途中で白ではなく黒い猫に出会う事は、幸せの象徴といわれています。黒い猫のほかに「ハト」「羊」「クモ」に出会うことも、縁起のよいこととされています。
⑨ソーイングセット
ヨーロッパでは、花嫁の母親が娘の結婚を祝い、ソーイングセットを贈るという習慣があります。
これは裁縫が上手になれば、幸せな結婚生活ができるからという意味が込められているそうです。
⑩猫のくしゃみ
結婚式の朝、花嫁の近くでネコがくしゃみをすると幸せになれるという言い伝えが、ギリシャ・ローマにあるそうです。
くしゃみは、おめでたい挨拶で、ネコはビーナスの代弁者であるとされており、「ネコのくしゃみは女神に祝福された」という意味になったようです。
⑪ハンカチ
花嫁へのプレゼントに、イニシャル入りの白レースのハンカチを贈ると、花嫁も贈った人も幸せになれる言われがあります。
⑫いんげん豆
ウエディングケーキの中に一つだけ、いんげん豆を入れておくと、ケーキがゲストに配られた時、そのいんげん豆が入っていたケーキを食べた人は幸せになれるとされています。