プロポーズをするために
婚約指輪をお探しの一人の男性のお話です。
初めてのデートが吉祥寺だったこともあり、
吉祥寺アトリエにお越しくださいました。
ithも吉祥寺で生まれたブランドということもあり、
お客様とこういった共通点があると嬉しく感じます。
プロポーズの壁
さて、プロポーズといえば
おそらくほとんどの方が思い描くのは
婚約指輪ではないでしょうか。
男性の理想もやはり
婚約指輪を贈りたいというものでした。
「デザインはシンプルなものが良い」
という男性。
「でもサイズがわからないんです」
プロポーズはサプライズが多く、
サイズの話をしてしまうと勘づかれてしまうのでは‥
という壁に直面します。
お相手の好きなもの
その後もデザインを見つつ、
いろんなお話をしていくと
「彼女は向日葵が好きなんです」
とお相手様の好きなものを教えてくれました。
ithの婚約指輪の中に
ジラソーレはイタリア語で向日葵という意味があり、
真ん中のダイヤモンドを囲うように
お相手様の好きなものを
モチーフにしたリングを贈ることは素敵ですが、
お相手様のことを考えると
少し派手と感じられていましたね。
研磨技術にこだわったダイヤモンド
ただithにはリングのデザインだけではなく、
女性職人から始まったからこそ、
職人の研磨技術に
こだわったダイヤモンドもご用意しています。
その中からお相手様の好きな向日葵をモチーフにした
向日葵ファセットという
ダイヤモンドをご提案させていただきました。
もちろん誰もが知るダイヤモンドではないので、
「そんなダイヤモンドもあるんですね」
と驚かれていたのを思い出します。
心に決めたダイヤモンド
1ヶ月ほど悩んだ末、
「やっぱり向日葵のダイヤが忘れられなくて」
と改めてご相談にお越しいただき、
向日葵ファセットのダイヤモンドで
プロポーズする決意を固められましたね。
後日、プロポーズが成功したことをご連絡くださり、
お二人で指輪のデザインを見にお越しくださいました。
お相手様はすごく嬉しそうに
プロポーズのお話をしてくださり、
つくり手にとっても素敵な時間でした。
つくり手 佐藤森