2017.05.06 吉祥寺

小さな指輪の絶妙なカーブにこだわった結婚指輪


お二人が結婚指輪をつくるに当たって、譲れないポイントは“フォルムに動きをつける”ということでした。


‟フォルム”とはリングの形状を表し、結婚指輪という小さなアイテムに、お二人の個性を表現する大切な要素のひとつです。


動きのあるフォルムといっても、かたちはさまざまです。


男性はリングをローマ字の“S”のようにカーブさせたフォルムが好き。女性はリングの中央部分に向かって“V”の字を描くフォルムがお気に入り。


お二人それぞれに、そのフォルムが好きだと感じる理由がありました。男性はやわらかな曲線と、指に沿うフィット感。女性は中央に入る斜めのラインが、指を長く綺麗に見せてくれるからです。


『それぞれの好きというポイントも大切にしたいけれど、本当は、結婚指輪としてのお揃い感も欲しいです。』と話してくださいました。


‟柔らかな曲線と指に沿うカーブ” そして、‟リング中央にあるラインの動き”という二つの要素を合わせたFlusso《フルッソ》というデザインの“U字フォルム”をご提案。


中央に向かってしっかりカーブが出るように、そして曲線をより強調出来るようにと、深めのU字ラインでお仕立てしました。腕下にも浅めのカーブをつけることで、指にフィットする着け心地のよい仕上がりです。



そしてお二人の好きなテクスチャは、槌目模様。


女性はリングのサイドにミル打ちを施したデザインがおに気に入りです。男性はミルを加える代わりに、ペア感を出すためリングのサイドに段差をつけました。段差による縁取りが、2本のリングに統一感を生み出しました。


女性は正面にダイヤモンドを11石お留めしました。華やかなダイヤモンドの輝きと、男性とのペア感の両方が楽しめるお気に入りの仕上がりです!



内側にお入れした刻印は、夫婦となった入籍日と、お互いの名前です。


“いつもそばで想い合えるように” と、願いを込めた素敵な刻印です。



ithにお越しいただく前は、好きなカタチが違うからと‟お揃い感”は諦めかけていたお二人。並んだ2本のリングは‟結婚指輪”であることをしっかり感じられる素敵な仕上がりですね!


これからも末永くお幸せにお過ごしください。



つくり手 増原 美紅




Male:マリッジリング /Pt900(プラチナ)
Female:マリッジリング /Pt900(プラチナ)


結婚指輪 Flusso《フルッソ》

結婚指輪 オーダーメイドリング

吉祥寺アトリエ

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