身につける女性の思いと、
婚約の思いを贈る男性の思い。
どちらも大切にしながら叶えた、
世界に一つのご婚約指輪をご紹介します。
肌に馴染むピンクゴールド
「ピンクゴールドがいいなと思っています」
連日指輪探しをされていたお二人。
中でも、大事にされていたのは、
ピンクゴールドの優しい輝き。
初めての指輪選びであっても、
お二人にとって大切で、共通した思いでした。
「お好きな色を、より感じていただけるように、
ピンク色の宝石を使ってみませんか?」
こちらからのご提案も、前向きにご検討くださり、
ピンク色の宝石を、小さく留める方向で、
指輪づくりが始まりました。
カーブに散りばめられた宝石
ウェーブ形状をご希望だったお二人。
なかでも気に入ってくださったのは《コスモ》。
宇宙に浮かぶ惑星のように、
メレダイヤモンドがふわふわと浮かぶ、
特徴的なデザインです。
たくさんのデザインの中から、
「これが1番かわいいね」と、
お二人の想いも重なったデザインでした。
鮮やかに輝くピンク色の宝石
一見、ダイヤモンドのみの指輪に見えますが、
角度を変えると、ピンク色の宝石が輝きます。
お選びいただいたのは“ピンクトルマリン”、
別名“愛の石”と呼ばれる宝石です。
ピンクの宝石にも種類がある中で、
より鮮やかに輝く宝石に、
特別な意味合いを乗せることに。
その石の配置は、小指側に2石。
お二人で一緒にいるときの場所が由来でした。
普段から男性が女性の左側にいて、いつも見える位置。
婚約に至るまで一緒に過ごしてきた、信頼の位置。
「それなら、左側が良さそうだね」
配置や個数についても、
いくつか悩まれる中で決められた、特別な配置。
お二人が寄り添っているようにも見える、
愛がこもったデザインになりましたね。
婚約の想いを込めて
中心で大きく輝くのは、0.365ctのダイヤモンド
「365日、離れることなく一緒にいよう」
そんな思いを込めて、男性がお選びいただいた
特別な思いが込められたダイヤモンドでした。
男性からの素敵な思いに、
女性は、少し照れながらも嬉しそうにされていたことが、
とても印象に残っています。
ご納品時、完成した指輪の輝きに、
驚きと緊張の面持ちだったお二人。
春、晴天の下で見たお手元の輝きはとても眩しく、
指輪がおふたりに優しく調和し、
無事にお届けできたことに、
安堵と嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
世界に一つの輝き、
お二人の想いがつながった証と一緒に、
これからも素敵な思い出を紡いでいってくださいね。
つくり手 衣笠