パンダの刻印から始まった指輪づくり
「パンダの刻印を入れたい」
というご希望から始まったお二人の指輪づくり。
女性はグッズを集めるほどパンダ好きとのことで
お二人で描いたパンダの絵を交換し、
それぞれの指輪に刻むことにしました。
そんな微笑ましいアイデアから、
指輪づくりがスタートしました。
お二人にしっくりくる形と地金
たくさんの指輪をご試着していただき
形は少し丸みがあって、
シンプルすぎないものがお好みでしたね。
だんたんと理想のイメージが明確になっていき、
《モデラート》という、
柔らかなラインの指輪に辿り着きました。
また地金は、
当初は結婚指輪らしい色味ということで
プラチナ一択でしたが、
ithのピンクゴールドの
肌にすっとなじむ優しい色味を気に入ってくださり、
自分たちに似合う色を選ばれました。
女性は、
9月生まれにちなんでダイヤモンドを9個、
リズム感ある配置でお留めしました。
内側のパンダだけでなく
指輪の表側も、
見ていて楽しいデザインになりましたね。
指輪の内側に込めた、ふたりの想い
パンダのイラストは、
アトリエで一緒にお話をしながら描きましたね。
お互いの指輪に刻印するものだからこそ、
相手への贈り物として
何度も描き直しをして
愛着のわくパンダが完成していきました。
さらに、11月の入籍月にちなんで、
誕生石のトパーズの宝石も一粒ずつお揃いで。
内側の小さな宝石にもこだわった指輪は
きっとこれからの日々を
そっと彩ってくれるかと思います。
指輪とともに歩むこれから
ご納品の際には、
「これからこの指輪と過ごしていくのが楽しみです」
と嬉しそうにお話しくださったお二人。
内側にこっそりと入れたパンダや宝石、
見るたびに笑顔になりそうな、
ふたりだけの小さな秘密ですね。
お互いを想って描いたパンダたちが、
これからもそっと見守ってくれますように。
ふと指輪を眺めたときに、
お二人らしさを思い出せる存在になれば嬉しいです。
末永くお幸せにお過ごしください。
つくり手 松樹