年を重ねてもずっと身につけていくもの。
指輪は毎日着けていると
生活の中で少しづつ変化をしていきます。
大切な指輪だからこそ、
どのように変化していくか気にされる方も
多くいらっしゃると思います。
本日は、私の結婚指輪の
経年変化についてご紹介いたします。
たくさん考えてつくった指輪
2023年の秋頃、完成した指輪。
《槌目 薫風》という指輪です。
それぞれの好きな地金と幅でお仕立てしました。
大切な節目にクリーニングを
納品から指輪をつけて1年。
使っていくうちに光沢がでてきました。
槌目の形が一面一面はっきりとしつつ
柔らかで生活に馴染んできたような
優しい風合いになりました。
いつの間にか、
定期的にお互いの指輪を見て
「そんな風に変化したんだね」と
話すのも楽しい家族の時間になっていました。
二人で育てた経年変化ですので
寂しい気持ちもありつつ、
入籍1年を記念して、
改めて仕上げ直しをお願いしました。
これからも思い出を刻む指輪に
4週間のメンテナンスの期間を置き、
手元に指輪が帰ってきました。
いつも着けていた指輪ですが
新たに気持ちが引き締まり、
納品した日のことを思い出しました。
また少しづつ一緒に過ごす時間と共に
自分達らしく変化していくのが楽しみです。
お二人の指輪に合わせたメンテナンスで
メンテナンスについては
二種類の方法をご用意しています。
一つめは、
指輪表面の皮脂汚れなどを落とす超音波洗浄。
当日のお渡しが可能です。
二つめ、
職人による仕上げ直し。
4週間ほどのお預かり期間をいただいています。
身につけていくうちに気になったり、
ご相談したい場合は、
どのアトリエでもご案内が可能です。
いつでもお気軽にお問合せくださいませ。
二人だけの指輪に育てていくのも
指輪の楽しみの一つでもありますし、
大切なライフイベントを機に
メンテナンスして
またご納品時の気持ちを
思い返すのも良いかと思います。
ずっと長く愛着の湧く指輪であるために。
つくり手一同、
アトリエでいつでもお待ちしております。
つくり手 松樹