10月8日、「永遠(とわ)」の日にご入籍予定の明るく仲のいいお二人は、小学生からの幼なじみ。
成人式での再会をきっかけに、お付き合いが始まったそうで、お互いへの印象やお気持ちを正直にお話してくださいました。
そんなお二人の、“これからの人生を共にする特別なものにしたい” という思いが宿る、結婚指輪づくりのエピソードをご紹介します。
指に馴染むカーブの形状
指輪の試着を進める中で、指に着けた瞬間、男性が着け心地の良さに驚かれたのが《マルカート》でした。
柔らかなS字カーブと、ひねりの立体感を感じられるデザインです。
《マルカート》を候補に残し、そこからお二人のお気持ちはカーブ形状へ。着け心地に注目して指輪選びを進めていきました。
次にご試着したのは《レガート》。丸みのあるカーブが優しい印象のデザインです。
”丸いデザインもかわいいね”とこちらも候補に残ります。
《マルカート》と《レガート》、ふたつのデザインで悩まれましたが、お二人が揃って選ばれたのは《マルカート》。
“私たちの印象的に丸く優しいのは違うかも”と、お二人の雰囲気と重ね合わせて選ばれましたね。
後々お話を伺うと、男性は基本女性の気持ちに寄り添ってくれますが、ここ!とこだわりを見つけたらこだわる性格なのだそう。
はじめて着けた瞬間の着け心地の良さも、男性が《マルカート》を選ばれる決め手になったのではないでしょうか?
自分たちらしさを表すテクスチャ
“あまり人と被りたくなくて…”
男性のお言葉を受けて、ithオリジナルの表面加工である "メーゼ加工” と ”ネーヴェ加工” をご紹介しました。
“メーゼ” は、細かなラインが交差して並ぶ、端正な印象のテクスチャです。
“ネーヴェ” は、曲線がランダムに重ねて作られる質感です。
これだ!と惹かれたのは、“ネーヴェ” でした。
お二人がいろいろな人に助けられて良いご縁で生きてこられたこと、成人式でもう一度出会うことができ、結婚まで来れたこと。
これまでの軌跡と想いが、“メーゼの真っ直ぐな交差より、ネーヴェのくるくるとした重なりが自分たちに合っている”と、お二人の出会いから今までの歩みをお話してくださいましたね。
自分たちの想いを、テクスチャに重ねて指輪に込める。
お二人らしい素敵なアレンジを加えてお仕立てすることとなりました。
二人らしい証を込めて
指輪の内側の刻印にもオリジナリティを込めるため、お二人でじっくりと考えられました。
お相手のお名前と生年月日、そして誕生石をお互い交換して。
お相手のお名前を刻印される方はいらっしゃいますが、生年月日を入れるのはつくり手の私も初めて見る刻印です。
お相手の存在を大切にするお二人ならではのアイデアだと感じました。
内側に輝く誕生石は、男性には5月の《エメラルド》、女性には11月の《トルマリン》。お相手の誕生石を入れ、よりお互いの存在を強く感じられるように。
刻印からも、お二人の仲の良さがうかがえます。
支え合うお二人のこれまでの軌跡と、これから将来を一緒に歩んでいく大切なパートナーを想う気持ちがデザインに宿る、特別な結婚指輪になりましたね。
これからの明るい未来と、末永い幸せを願っています。