数ヶ月後に控えたフォトウェディングに間に合うよう、指輪探しを始めたお二人。
はじめは緊張された表情を見せながらも、指輪を目の前にすると楽しそうにご試着やデザインの相談をしていましたね。
婚約指輪選びからスタート
はじめに試着するのは女性が身に着ける婚約指輪から。結婚指輪との重ね着けも意識しながら選んでんでいきました。
試着してみると、惹かれるのはストレートの形状でダイヤモンドは中心に1石のデザインばかり。王道な婚約指輪らしさも、カジュアルな印象のデザインも、どちらもお好みでしたね。
候補のデザインは、細身なリングアームが特徴の《ソリテール》・ミル打ちの縁取りがアンティークな印象の《アロー》・全体に繊細な彫り模様が施された《アルコバレーノ》の3種類。どのデザインもそれぞれ好きなポイントがあり、なかなか絞り込めません。
そこで、結婚指輪との相性も考えられるよう、3本とも候補に残し、結婚指輪の試着へ進みました。
結婚指輪はペア感と質感を大切に
お次はお二人で身に着ける結婚指輪に。女性はマットな質感のイエローゴールドのデザインが気になります。
男性はこのとき初めて指輪を試着されたそうですが、お揃いで身に着けることを重視してマットなイエローゴールド指輪を試してみたところ、“ゴールドのマット、おしゃれでいいね” と女性と好みが合うことを喜んでらっしゃいましたね。
結婚指輪選びでお二人が注目したのは、ふたつのポイントでした。
・婚約指輪と重ねたときに邪魔にならないこと
・男性がつけても目立ちすぎないこと
気になった結婚指輪は3種類。
槌目模様の《コローレ》・縦に彫り模様が施された《ピオージャ》・羽の彫り模様の《ピウマ》で、マット加工の見え方がそれぞれ少しずつ違います。
中でも、お二人揃って気に入られたのは《ピウマ》でした。
3種類の中で最もシンプルな印象であることと、繊細な光沢が残るマットな質感がお二人にとっての決め手となりました。
気になるアレンジを組み合わせて
指輪全体のデザインは《ピウマ》がいいけれど、女性は《ピオージャ》に留まる四角い形の “プリンセスカットダイヤモンド” が、どうしても気になります。
そこで、《ピウマ》にプリンセスカットのダイヤモンドを合わせるセミオーダーを選ばれることに。
指輪のデザインとダイヤモンドの形、それぞれ気に入った要素を組み合わせることで、お二人のための新しいデザインが生まれました。
さらに、ダイヤモンドの反対側には男性とお揃いの星の飾り彫りを施すことで、男性リングと全くのお揃いに見える面ができあがりましたね。
改めて婚約指輪のデザインを見直し
女性の婚約指輪は、結婚指輪に選んだ《ピウマ》との重ね着けを踏まえて、改めて選び直しました。
マット加工がお気に入りの女性は、婚約指輪もマット加工で合わせたいと考えるようになり、最初に選んだ《ソリテール》と《アロー》を、鏡面からマットに表面加工を変更することも検討した上で、“このふたつは光沢があるから素敵な気がする” と女性は判断されました。
そして選ばれたのは《アルコバレーノ》でした。
結婚指輪のデザインで迷われた、《ピオージャ》と同じ彫り模様が入っていることも決め手になりましたね。
ダイヤモンドは特別感を重視
《アルコバレーノ》は元々、プリンセスカットのダイヤモンドが留まるデザインですが、“王道の婚約指輪らしさ” を込めるため、最もポピュラーな “ラウンドブリリアンカット” にダイヤモンドのシェイプを変更しました。
ダイヤモンドのカラット数にも悩まれましたが、婚約指輪の着けたいシーンをお尋ねすると、“日常使いよりも、特別なときに着けたい” とのご希望が。
そこで、特別感の出る少し大きめサイズのダイヤモンドを候補に挙げ、その中から、男性に細かなグレードを選んでいただき、お二人の指輪にお留めするのたったひとつのダイヤモンドが決定しました。
お二人でつくる婚約指輪と結婚指輪
じっくり時間をかけて辿り着いたのは、優しい光沢感が特徴の結婚指輪と婚約指輪の組み合わせです。
お揃いで選ばれた結婚指輪と、女性の好みのデザインに男性が選んだダイヤモンドを組み合わせた婚約指輪。
どちらもお二人でつくりあげたデザインです。
お二人とも、お互いのことも想いながら指輪を選んでいく、そんな素敵な姿がとても印象に残る指輪選びでした。