2019.11.27 #54

ふたつ揃わなければ
完成しない
お二人のイニシャル

POINT

  • デザインはお揃いで
  • アンティークより“ヴィンテージ”
  • 指輪ふたつに跨るイニシャル

お二人の絆を、かたちに


完成したお二人の結婚指輪は、
一見シンプルですが
思いと好みがギュッと詰まっています。



ポイントは、
お二人のイニシャルを
指輪に大きく彫り込んだことです。




きっかけは、“シーフラ”


横浜元町アトリエを
訪ねてくださったきっかけは、
女性が結婚指輪Cifra《シーフラ》
気に入ってくださったこと。


そんなお二人からのリクエストは、
“デザインがお揃いの指輪”
であることでした。


Cifra《シーフラ》


シンプルなものから
装飾の多いデザインまで、
いろいろな指輪を試着したお二人。


候補に残った指輪は、
すっきりしたデザインの
真っ直ぐなかたちの
指輪ばかりでした。




好みを深く掘り下げて


比較的シンプルなデザインが
お二人揃ってお好みでしたが、
指輪の幅はしっかりと
存在感があるものがお好みのご様子。


また、彫り模様のデザインや
質感に特徴のある指輪も
お気に入りに上がりました。


Roccia《ロチア》


中でも、男性は岩肌を思わせる
Roccia《ロチア》の質感がお好み。


使い込んだ指輪のような
微細な凹凸は、
時間をかけてじっくりと
職人が模様を転写させて加えます。



独特の風合いは、
女性にとってもお気に入りに。


“装飾的なアンティーク感よりも、
使い込んだヴィンテージ感が好き”


そう教えてくださいました。




ふたつの指輪に跨るイニシャル


初めから女性がお気に入りだった
Cifra《シーフラ》のあしらい。


指輪がふたつ揃わなければ
完成しないイニシャルは、
それだけで指輪に
ふたりだけの特別感を与えてくれます。



お二人の場合は、
指輪の外側ではなく
内側に彫り込むことに。


外見は、ナチュラルで
さりげない結婚指輪。


しかし、他人の目に触れない
指輪の内側には、
結婚するお二人の絆を表す
符号のようなイニシャルが
忍ばせました。



指輪の幅は、お二人揃って
3.0mmでお仕立て。


結婚指輪らしさを保ちつつも、
ヴィンテージライクな
ほどよい存在感を持たせました。




二人の思いを、ひとつに


お揃いのデザインへの
こだわりがあったお二人。



どちらかお一人の希望ではなく、
お二人の好みを
ひとつに重ねてお仕立てしました。


日常生活では完成することのない
縦に分かたれた
ふたつのアルファベット。


お二人だけが完成させられる
パズルのピースのような、
絆をかたちにする結婚指輪です。

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ふたつ揃わなければ完成しないお二人のイニシャル