2018.05.11 横浜元町

ithのおもい

「たくさんよりもひとつをたいせつに」



本日はithに深く関わりのある、芸術家についてお話ししたいと思います。


ithのアトリエにはウィリアム・モリスがデザインした壁紙があります。

自然豊かな森のそばで育ち、小鳥や花と接してきたことで、

安らぎを与えてくれる植物メインのデザインが特徴です。





彼は純粋に美しいものを創りたいという欲求からくる

誠実で妥協のない手仕事を愛していました。





19世紀頃には画期的な機械の発明により、大量生産が行われるようになりました。

その時代の大量生産の工芸品は、粗悪なものが多く

機械導入による産業は人々から仕事のやりがいや、喜びを奪っていったのです。





モリスはその状況を憂い、

熟練職人による芸術的な手仕事による美しい日用品や、

生活空間をデザインし供給することで、ひと人の生活の質を向上させようと

”アーツアンドクラフツ運動”を起こしたのでした。


その運動によって生み出された良質で頑丈な工芸品は

現代にわたり、多くの人々に愛されることとなります。





生産技術が向上し、良質なものが溢れる時代になった今

ithでは「ひとつひとつを大切にし、高品質なものを提供する」という

アーツアンドクラフツ運動の考えに共感し、


「たくさんよりも ひとつをたいせつに」という思いを大切にしています。





一生つける結婚指輪だからこそ、ひとつひとつの工程を丁寧に積み重ね

いつまでも愛着をもって身につけることができるものを作りたい。


ithにはそんな思いを持った、なんでも気軽に相談できる心強い”つくり手”がいます。

もし指輪のことで悩まれたり、詳しいお話を聞きたいときはアトリエにいらしてください。

お二人のお話を聞けることを楽しみにお待ちしております。




つくり手 前田 あかね

横浜元町アトリエ

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