指輪選びをサポートする、ithのつくり手インタビュー -銀座アトリエ 佐藤真二郎さん-

ithでは、お客様の思いや理想の指輪探しをサポートする専任の担当者を “つくり手” と呼んでいます。

ithのルーツは、ひとりの女性職人の小さなアトリエです。
そのため、当初はお客様を担当するつくり手も女性ばかりでしたが、今では男性のつくり手も在籍しています。

今回は、ith銀座アトリエで活躍している
佐藤真二郎さんに、つくり手のお仕事についてインタビューしました。


- まずは、ithと出会ったきっかけを教えてください。


佐藤:ithを知ったきっかけは、求人サイトです。
前職では、メールや電話でのカスタマー対応の仕事をしていました。
そんな中、お客様の喜びや反応を実際に生で見たいと思ったこと、男性にとって珍しい業種にチャレンジした方が、自分自身が働いていて楽しそうだと思ったことが興味を持ったきっかけですね。
- 違うタイプの環境に飛び込んだわけですね。
ではつくり手になる前のithの印象や、実際につくり手を務めてみて前職とのギャップなどはありますか?

佐藤:前職では、お客様対応にある程度考える時間を持てたので対策も練れましたが、
つくり手としてお客様の前に立ってみると臨機応変に対応していくのが難しい部分です。
-お客様の前だとリアルタイムでベストなご案内が求められますからね。

佐藤:ですね。またブライダル業界ということで綺麗であったり、華やかな印象がありましたが、お客様の一生ものを取り扱ってる重さを実感し、責任感が芽生えました。

どうしたらお客様に喜んでいただけるのか。
お客様へしっかりヒアリングして、信頼される関係を作ることが重要であると考えています。

-つくり手として働く中で努力している、追求している点はありますか?


佐藤:実際お客様から
「つくり手って実際に指輪を作ってるんですか?」と聞かれることがあります。

お客様の指輪をつくり手が作るわけではないのですが、実際自分も今工房に行って指輪制作を、
 例えばテクスチャ加工を実際にやってみたりしています。

自分が実際に制作してお客様に伝えるのと、体験してない状態でお伝えするのでは重みが違うと思うので。
まずは自分が貪欲に体験して行ってます。

-加工したテクスチャなど教えていただけますか

佐藤:槌目模様を金槌でひと目ずつ打っていくとか、つや消しのホーニング加工とかですね。

-ホーニングは、ガラスの粒子をかけるものですね。

佐藤:そうです!まずは簡単なものから始めてます。


- 制作工程を体験するほど熱心な佐藤さんですが、今までいくつのアトリエで勤務しましたか?


佐藤:経験したアトリエ数でいうと3つ、経験してまして。
1番初めが心斎橋、2番目に横浜元町、そして今の銀座です。
-3つも経験してるんですね!現在、勤続何年ですか?

佐藤:今で1年と半年くらいですね。
-そうなんですね!3箇所と聞くともっと長いイメージがありました。

佐藤:特に異動が多かったですね。
-横浜元町アトリエは青いタイルが印象的です。

佐藤:そうですね。あと心斎橋はちょうどアトリエがオープンしたばかりのときでしたね。

-アトリエによって特徴や色はありますか?


佐藤:ありますね。
建物も間取りも全然違います。

銀座や横浜は半個室があって個別の空間があります。
ですが、心斎橋は長机になっていたり、工房をイメージしたレンガ造りの部屋があったり、全然雰囲気は違いますね。

-それぞれにそれぞれの特徴や良さがありますね。

- オーダーメイドがithの特徴の1つでもありますが、
オリジナリティが欲しいけどどうしたらいいかわからないというお客様もいらっしゃるかと思います。
その際はつくり手としてどのようなご案内をしていますか?


佐藤:ithを訪れる方は、オーダーメイドだから何かアレンジしなきゃという方が多くて。

そこでいつもお伝えするのが、

「コレクション通りの、アレンジを加えないデザインでもちゃんと一から制作すること」

「あなたのサイズに合わせて、あなたのためだけに作ります」

ということです。

何かをしなきゃオーダーメイドじゃないって訳ではないんですよ。
そこはお伝えしてますね。
デザイン変更してみたいけれど、何をしたらいいか分からない方や、実際はアレンジを必要としていない方は、お話の中でこちらがご要望を汲めるよう心掛けていますね。

-そこはオーダーメイドブランドならではですね。

- 最後に、お客様を接客してきた中で、嬉しかった、やりがいを感じたエピソードや接客していてやりがいを感じる瞬間などあれば教えてください。


佐藤:もちろんあります。

常に複数のお客様を担当させていただいていますが、お客様1組にごとに2~3時間お話するので、自分自身も全てのお客様のことをやっぱり覚えてるんですよね。

例えばご相談を済ませてお見積もりを持ち帰られたお客様が、2回目のご来訪のときに、こちらがお人柄や、前回話した内容を覚えているのが伝わると、信頼してくださったり。
いざ制作が決まったときに「佐藤さんが担当でよかった」と言葉にしていただいたり。

あと納品の時に結婚式のムービーで写真を流す時に
「佐藤さんと一緒に撮った写真をあげたいので一緒に写真を撮ってくれませんか」と仰っていただけることもあって。
それは本当嬉しかったですね、こういう瞬間がやりがいだと思います。

-担当制だからこそ生まれる瞬間でもありますね。
でも結婚式で使う写真に登場するのはすごいですね!

佐藤:さすがに緊張しますけどね(笑)


インタビューを終えて


接客のみでなく指輪の制作工程も勉強し、つくり手としていかにお客様のお力になれるかを追求している佐藤さん。

インタビューに対し親身になって答える様子から、佐藤さんが担当するお客様にとって、安心してご相談いただけるつくり手であることを実感できる時間となりました。

またお話の中で、婚約指輪プロポーズのため男性一人で来店される方も多くいらっしゃり、担当するつくり手の場合、男性同士でお客様の緊張が和らぐといった機会もある様です。

ithにはたくさんのつくり手がおりますが、それぞれがお客様に満足していただける様努めております。

結婚指輪婚約指輪選びに迷われている方は、是非ithつくり手を頼っていただき、満足のいく指輪探しを体験してみてください。


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