【ithのこだわり】ちょっとだけ特別なお付き合い

世界にひとつの指輪をつくる場所だからこそ、お客様とのお付き合いも、ぬくもりのある、ちょっとだけ特別なものでありたい。

お客様と担当者の間で、血の通ったぬくもりのあるコミュニケーションができたり。いついかなるときもストレスなくお客様対応やアフターケアができたり。

そのためにithが行っている、いくつかの取り組みや仕組みづくりについてお話します。



つくり手による担当制


ひとつ目がつくり手による担当制です。元々、代表である女性職人・高橋のアトリエからスタートしたithでは、お客様に向き合うスタッフを'つくり手'と呼び、お客様ごとの担当制をしいています。
個人工房であれば当たり前のことですが、スタッフ教育や個人の業務負荷などの観点から、組織的に事業を行うブランドの中で、担当制を採っている会社は多くありません。



自社アトリエのみで対応


もうひとつが、ithのすべての指輪は、自社のアトリエでのみお仕立て(販売)しているという点です。
こちらも当たり前のように聞こえますが、メーカーとして指輪を製造している会社の多くが、商品を作って別の小売業に販売する、いわゆる卸売販売を行っています。
卸売販売を行えば、自分たちではお店を出すことができない地域でも自分たちの商品を知ってもらうことができますが、私たちは今のところ、自社のアトリエのみでの取り扱いにこだわっています。
お客様と直接向き合うからこそ、お客様の要望が汲み取れる。そして私たちがリングに込める思いもお伝えできる、そう思うが故です。


理想とする顧客体験


私たちが理想としているのは、友達のジュエリー作家のアトリエを訪ね、お茶を飲んだり雑談したりしながら、くつろいだ雰囲気の中で、今まで知らなかったジュエリーのことを教えてもらったり、初めて目にする宝石に目を輝かせたりしながら、ドキドキ、ワクワク自分たちらしいお気に入りの指輪をつくっていく、そんな体験です。

自分たちのお抱えのジェエリー職人、今風に言うとパーソナルトレーナーみたいな目線で、自分たちに寄り添ってリングづくりをサポートしてくれるブランド、そんな在り方を理想としています。

だからこそつくり手は、お客様のホスト役として、専任の担当であることにこだわっています。そして、その意識でお客様に接するからこそ、リングをお仕立てしたお客様のこと、そのお客様のために作ったリングのことについて、具体的な記憶として心に留めています。

お客様と共有したその記憶が、杓子定規でない、ちょっと特別な関係を生み出す大事なものなのではないかと思っています。

システムによるサポート体制


最後にもうひとつ、大切な仕組みがithのシステムです。つくり手一人一人はもちろん高い意識を持ってお客様に向き合っていますが、毎年数百名のお客様に向き合うなかでの記憶の限界や、またつくり手の事情によって業務を続けられなくなるといった実情もあります。

そこで我々がフル活用しているのが、ITシステムを使ったお客様の対応とものづくりの管理です。ithのお客様の情報は、自社で独自開発したシステムによってすべて保管管理されています。お客様ごとの対応内容や、どのような指輪をお仕立てしたか、という情報は、お名前や電話番号などから即座に検索することができます。

お客様から「傷がついてしまったので修理してほしい」といった依頼があった場合、そのお客様のリングサイズは◯号で、どのようなアレンジをなさったか、どのような仕上げで納品したか、などすべての情報を確認できます。

ご納品するリングには保証書もつけてお渡ししていますが、もしそれがなくても、電話一本/メール一本で問い合わせや修理の依頼ができるのは、このような仕組みゆえです。

また、個人情報の取り扱いについても細心の注意を払うため、プライバシーマークも取得しました。



あたたかな体験のために


私たちは、 手仕事とその価値を大事にしながら指輪づくりを進めていますが、血の通ったものづくりやコミュニケーションのために、ITなどの先端の技術や仕組みの活用しながら、日々努力を重ねています。

お客様と私たちとの関わりは、人生の中でたった数日、いや数時間かもしれませんが、おふたりのとって、そして私たちにとっても、お仕立てした指輪と、その数時間の交わりが"ちょっとだけ特別なもの”となるような、お付き合いができればと考えています。


ith 吉田


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