2019.02.09 リングコラム

【ithのこだわり】アフターケアについて


人生にひとつの指輪だからこそ


人生でたったひとつ、お仕立てする結婚指輪。

二人の愛や思いを象徴する特別なものなのですが、実はもうひとつ見落としがちな側面があります。それは、毎日身に着ける'デイリーウェア'としての側面です。洋服や靴、もしくは鞄など日々身につけるものは沢山あると思いますが、指輪ほど毎日同じものを着け続けるアイテムは他にないのではないでしょうか。


結婚指輪に用いられる金やプラチナ、もしくはダイヤモンドなどの天然石といった素材は、比較的強度に優れていますが、それでも日常生活の中で、ぶつけて傷がついてしまったり、時には想定外の力がかかって変形してしまったり、というトラブルが起きることもあります。


また選ぶ段階では、どうしてもデザインや雰囲気にばかり目がいきがちですが、毎日身に着ける結婚指輪を選ぶに当たって、指輪のデザインやクオリティ同様に、お買い上げ頂いた後のアフターケアが充実しているかどうかは、実はとても大切なポイントであるといえます。



ithのアフターケア


ithでは、指輪をお仕立て頂いたお客様とできるだけ末永くお付き合いできるよう、永久保証のアフターケアサービスを設けています。

クリーニングや表面加工の再仕上げ、デザインを損なわない範囲(±2号)でのサイズ直し等は何度でも無償で対応しています。

もちろん修理・加工の内容によっては費用を頂くこともありますが、そのような場合でもきちんとお見積しご納得頂いた上で、私たちができる限りの対応をする、ということを大前提のポリシーとしています。


一番ご利用頂いているのは、式の直前のクリーニング。結婚式より前にお仕立て頂いて、指輪の前撮りに使ったり、日々指に馴染ませながら結婚式を迎える方が、式の手前で一度クリーニングし、リフレッシュしたうえで式に挑まれる、というケースです。


サイズ調整もしばしば承ります。お作りする際に念入りにサイズ調整は行うのですが、人によっては微妙なコンディションなどによってサイズ感が変わってしまったりすることもあります。そういった場合でも、通常2~3週間程度で対応ができます。(※リングデザインによってはサイズ変更が難しいものもあります。)


いずれにせよ、よくあることだからこそ、できればお客様への負担が少ないかたちで、という考えで対応を行っています。



修理にこそ問われる職人の腕前


ひとつの指輪を作り上げるためには、ベースとなる造形、磨き、石留め、彫りや刻印など、多岐にわたる技術が必要となります。

新しいリングを作る場合、通常分業制が敷かれており、専門の職人がそれぞれの工程の仕事を施しながら完成に近づけていきますが、どういうトラブルか見てみないとわからない修理は、実は幅広く技能を身につけた職人でないと対応できません。

つまり一見地味なようで、職人の腕前が試される難しい仕事が修理対応なのです。

ithでお仕立てした指輪の修理については、恵比寿にある自社の工房ですべてを対応しています。これは”自分たちでつくったものに責任を持ちたい”というメーカーズブランドとしての矜持でもありますが、実際のところ様々な修理に対応できる職人が限られている、という事情もあります。

ジュエリー職人の世界でもバブルの頃を頂点に国内から仕事が減りつつある中、腕の良い職人を揃えておくことはけして容易なことではありませんが、女性職人のアトリエから生まれ、お客様とつくる人間の距離が近いithでは、幸いにも思いに共感してくれた職人が、日々難しい仕事にチャレンジしてくれています。

お客様にとって世界にひとつのものだからこそ、自分たちが持っている技術や技能を目一杯注ぎ込んで、というクラフトマンシップは、デザインや制作だけでなく、アフターケアに至るまで一貫した私たちの思いでもあります。

通常あまり目にすることのないつくる工程や、裏側の人間たちの思いを知ることで、ものへの愛着や楽しみ方がもっと豊かになることもあるかと思います。

近いうちに、工房見学や職人とお客様の交流の場など設けられればと、画策しているところです。


ith 吉田



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