初めてお会いした時は、女性の方お一人で
アトリエへ来てくださいましたね。
お席へご案内させていただき、お話を伺うと
「二人で着けられる結婚指輪が中々見つけられなくて」と
女性お一人で、たくさんのお店を
下見していると伺いました。
また男性が「自分は結婚指輪を着けなくてもいい」と
仰っていたことも教えてくださいましたね。
ただ女性のお気持ちは「お揃いの結婚指輪を着けたい」
そのためにどんなデザインが合うのか、
たくさんの指輪を試着しながらご一緒に探しました。
シンプルの中にも結婚指輪らしさを
そうした中で選ばれた指輪は、《アンダンテ》でした。
指輪の表面がぷっくりと丸みを帯びていて
お手元に馴染むように
優しく寄り添ってくれるデザインです。
そこにダイヤモンドを3ピース追加して
女性の方が思う、
結婚指輪らしさを作り上げていきました。
ただ、私だけが好みでも男性の方がどう思うか
直接確認したいと、翌週にお二人で
アトリエへお越しくださいましたね。
お互いの気持ちに気づく時間
男性にも女性と同じく《アンダンテ》を
試着していただくと気に入ってくださいましたね。
シンプルで指輪の太さも控えめな方が
存在感が抑えられて普段使いしやすいところが
良いと感じてくださいました。
また、前回お聞きした女性の方の
”お揃いの結婚指輪を着けたい”お気持ちを
男性にお伝えすると
「指輪を着けたくない訳ではなく、
相手に好きな指輪をつけて欲しい」
女性の方が本当に欲しいと思える指輪を
一緒に着けることができたらと考えてらっしゃいました。
女性はその男性の気持ちを知った時、
自然と笑顔が溢れましたね。
ゆっくりとお二人のペースで
お二人で選ばれた《アンダンテ》には、
音楽用語の”歩くような速さで”という意味が
込められています。
これからご夫婦としての生活でも
ゆっくりとお二人のペースで、
たくさんの思い出を作ってくださると嬉しいです。
またメンテナンス等で、お二人にお会いできることを
楽しみにお待ちしておりますね。
つくり手 佐藤
