おふたりにはじめてお会いしたのは
去年の8月でしたね。
ご納品させていただいた時期が
今年の2月だったので
約半年ほど、たっぷり時間をかけて
特別な結婚指輪が完成しました。
これからおふたりだけが身につけていく結婚指輪。
お揃い感もあれば嬉しいけれど
一番大切なことは、暮らしに溶け込む
着け心地のいいリングでしたね。
お互いに好きなフォルムを選んで、
それぞれのこだわりを込めていくことになりました。
女性は、はじめてアトリエに来てくださった時から
トップに立体感のある《メビウス ウーノ》がお気に入り。
ただ、ダイヤもミル打ちの装飾も好き。
どんな風にアレンジを加えたら
ずっと飽きずに大切に着けられるだろう・・
そんな風にたくさんたくさん悩みましたよね。
最終的に決めたデザインは
片側だけにダイヤをとめて
両サイドにミル打ちをそえるアレンジ。
アシンメトリーなデザインは
天地を返せば、違った表情を見せてくれる
遊び心も持ち合わせています。
試作リングでデザインをしっかり確認されたことで
想像上での可愛いが
本物の可愛いへとくっきりと変わりましたね。
男性は、シンプルなストレートリングの中央に
ニュアンスを含むラインを施した
《カンタービレ》がずっとお気に入りでしたね。
幅を増すことで、ラインもより鮮明に。
女性リングとラインの角度が逆転しているデザインは
手を繋ぎ、寄り添いあっているようにも見えます。
たくさん時間をかけて悩んだ結婚指輪は
思い出とともに愛着のわく特別なものとなりますね。
これからも仲良く寄り添うおふたりに
たくさんの幸せが訪れますように・・・。
つくり手 大橋
Female:結婚指輪《メビウス ウーノ》/Pt900(プラチナ)