木々の葉が色付き始めた、ある日
スラリと背の高い男性が、プロポーズリングのご相談で
アトリエを尋ねてくださったのが
お二人とのご縁の始まりでした。
5ヶ月後
女性のお名前で
アトリエにご予約をいただきましたね。
偶然、私がご担当させていただき、
男性のお顔を拝見して気がつきました。
既にご入籍を済まされ
幸せいっぱいのお二人にお会い出来た事がとても嬉しく、
思わず拍手でお祝いさせていただいたことを覚えています。
控えめで落ち着いたデザイン
お仕事柄、華やかすぎるデザインは
身に着けることが難しいとお話しくださった女性は
《フォルテ》の控えめな輝きを気に入ってくださいました。
ダイヤモンドは、輝きをご自身が一番楽しめるように
アームの右側半分にさり気なくお留めして
ゆるやかな優しいカーブが
女性のお手元をより美しく演出してくれます。
男性は伸びやかに入るラインが美しい
《アレグロ》を気に入ってくださいました。
指輪が回ると表情が変わり
どの角度から見ても楽しんでいただける
ithの始まりからある象徴的な結婚指輪です。
お揃いのポイント
お二人はこの指輪に同じ”メーゼ加工”を施しました。
”鏡面仕上げ”と”メーゼ加工”
二つのテクスチャがお二人のご結婚指輪の
お揃いのポイントに決まりましたね。
二本重ねた時コンビカラーを楽しめるように
真ん中のダイヤモンドに向かって細くなる腕と
繊細な玉飾り、”ミルグレイン”のアンティークな雰囲気がお気に入りでしたね。
二本重ねた時、コンビネーションカラーとなるように
お色はイエローゴールドでお仕立て。
石座部分はプラチナでオーダーいただいたことで、
ダイヤモンドの白い輝きが際立つ仕上がりとなりました。
お二人の大切な人生の節目に
こうして携わらせていただけたこと
とても嬉しく幸せに思います。
また指輪のメンテナンスなどでお会いできる日を楽しみに、
アトリエより、お二人の末永いお幸せを
お祈りしております。
つくり手 庄形
