槌目の光沢仕上げできらきらと一つずつの面が輝いています。
甲丸のリングを制作、綺麗に磨きをかけてからランダムに槌目を打っていきます。
槌目は、金槌を手入れしてあるので、打ったままでも光沢はあるのだけど
その出来上がった面ごとに丁寧に磨きの道具を使ってポリッシュをかけます。
この一手間で、つくり手の愛着もぐっと増すし、
面の輝きを目で追うともっときれいにしたいと思ってしまう。
槌目はひとつひとつ同じになることはありません。
このマリッジリングは二人とも全く同じデザイン。
内側にお気に入りのマークをダイヤモンドと一緒に入れました。
それぞれ違う形の結婚指輪も素敵だけど、
夫婦になって同じ形のものを身につけるのって結婚指輪くらいかもしれない。
新郎新婦全く同じかたちは、仲良しの証。
この槌目のマリッジリングは、友人のために制作しました。
何度もアトリエに通ってもらいながら
二人とじっくり向き合うことができたこと、私の特別な思い出になりました。
ありがとう☆
つくり手 高橋亜結
Pt900 槌目(春)マリッジリング