2013.10.27 指輪制作日誌

結婚指輪のサイズ直しについて

 

一生もののマリッジリング。サイズ直しはやはり必要になります。







結婚指輪・婚約指輪のサイズについて

結婚指輪は一生ものです。
ということは、歳を経てなお手に輝いていなければなりません。

 

お子様が誕生し、家事をこなし、長い結婚生活では、どうしても指のサイズは変わっていきます。
これは、工房で多くの方の結婚指輪をつくってきて、お客様と長いお付き合いをさせていただいていると良く分ります。

 

ただいつまでも結婚指輪はつけていたいものです。

 

そこで必要になるのが、サイズ直しです。

デザインや、直すサイズ幅にもよりますが、サイズ直しにもいくつかの方法があります。

 

まず、1号サイズ程度の直しの場合は、指輪をリング棒という鉄の棒へ差し、
丁寧に木づちでコンコンと叩いて行くことで、サイズが広がっていきます。
指輪を切断する必要もありませんので継ぎ目が出るといった問題も起こりません。

 

次に、少し大きなサイズを直す場合は、指輪を切断し、
そこに継ぎ目を足して再びロウ付け(溶接)します。
これは比較的デザインがシンプルな場合は問題ないですが、
デザイン部分を切断し継ぎ目をいれることで、デザインが変わってしまうという問題が起こります。

 

工房のデザインは、表面にテクスチャー(模様)が刻まれています。
この場合は、継ぎ目を足した後に再度テクスチャーを施すことで、新品同様になります。

 

その他、内側を削るという方法もありますが、そんなに多くはありません。

 

大変なのは、指輪を小さくする、内径を狭めるお直しです。

 

これはもう切断するしかありません。切断し、狭める部分を除き、
再びロウ付け(溶接)するのですが、よく聞く問題は、
指輪の腕部分の厚さが違い接合面が変になったというものです。

経験の浅い職人が、なにも考えずに行うとこういう問題が発生します。

 

ithの工房では熟練の職人がサイズ直しを承ります。

また、フルエタニティリングや全周に模様の施されたデザインなどサイズ直しが難しい場合、制作前に予めその旨をお客様へお伝えいたします。

 

指輪を末永く愛用できるよう、さまざまな形でサポートいたしますので、お困りのことはアトリエへご相談ください。



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